「船釣りにいきたいけど、どんな格好が良いかな。
ついでに、他に準備が必要なことも知りたい。
服を追加で買うとき用に、コスパがよいメーカーを押さえておきたい。」
と思っていませんか?
この記事を読むと、次のことが分かります。服装のほか、酔い止めなどの必要な準備もお伝えするので、この記事を読むと「釣りの用意の全体像」が掴めます。
- 船釣りの服装(シーズンごとの服装や小物)
- その他、準備しておくと快適なもの
- もし、洋服を買う必要を感じたら(コスパの良い揃え方)
この記事を書いている私は、次のとおりです。
- 関東在住、30年の釣り経験があり、130種類以上の魚を釣ってきました。
- 現在は、仕事と子育て(小学生と幼児)をしつつ、東京湾で年間100匹~300匹釣っています。
- 小学生のときに祖父から釣りを学んでから、ほぼ毎週父にせがんで一緒に行ってました。
- 今では、一泊する釣りも行きます。そして、エサ、ルアー、フライと様々な釣りで、岸や船から楽しんでいます。
船釣りの服装
シーズンごとに必要なものは、次の表のとおりです。
釣り専用の必要はありません。
ただし、「餌や魚の汚れ、針などで痛んでも気にならないモノ」だと安心です。
夏(6〜8月)
日差しを避けつつ、涼しい服装が必要です。
日差しだけでなく、針や魚のトゲから肌を守るためにも、長袖長ズボンが安全です。
そのため、「速乾性長袖シャツ、長ズボン(薄手)、サンダル」がベースになります。
船ならではと注意点として、「濡れる」「急に冷たい風が吹く」可能性があることです。
冷たい海水温が来ていると、気温が高いはずなのに寒くなったりすることがあります。
そのため、レインコートがある雨だけでなく風が防げます。
また、あなたが「首や顔の日焼けを避けたい」と思うなら、フード付きの「日焼け止めパーカー」(ラッシュガード)も持っていくと活躍してくれます。
春と秋(4〜5月、9〜11月)
重ね着を前提に着ていくことが必要です。
なぜなら、朝晩の冷え込み、日中の温かさという温度変化が大きいからです。
船では特に、海水や大気の温度に影響を受けて、気温が変わりやすいです。
昼に急に寒くなったりするので、「陸上の温度は参考にならない」と思った方が安全です。
「長袖シャツ、フリース、ダウンジャケット、レインウェア(コートとパンツ)、長靴」のセットで、持っていくと安心です。
また、この季節もフード付きの「日焼け止めパーカー」(ラッシュガード)が活躍します。
あなたが、寒がりなら「追加でベスト」も持っていくとよいでしょう。
なお、もしズボンの厚さに迷うなら「厚手ズボン」にしておきましょう。上(トップス)で調整すれば涼しくできるからです。
冬(12〜3月)
冬の海は、東京でもとても寒いです。
船では、「風が直接当たる」「濡れる」ことがあるので、陸とは比べ物にならないと覚悟してください。
冬のシーズンでも、秋、冬の装備「長袖シャツ、フリース、ダウンジャケット、レインウェア、ベスト、長靴」に加え、「ダウン、ネックウォーマー、手袋、ホッカイロ」が必須です。
とはいえ、それでも生半可な装備では太刀打ちできないです。
とはいえ、魚も釣れにくい時期なので、オフシーズンにしている人も多いです。
もしあなたが、冬にいく必要があるなら、ホッカイロを多めに持っていけば一日なら凌げるでしょう。
ホッカイロは、「①お腹、②背中、③お尻、④首の付け根、⑤両肩」などと増やしていきます。
船は出船すると、寒くても下船できないので凍えずにすみます。
その他(オールシーズン必要なもの)
帽子
キャップ(野球帽)が便利です。
レインコートのフードと干渉せず、風の影響を受けにくいからです。
特に船釣りでは、移動時の風も防げて快適です。
船釣りでの帽子の役割は大きく、日差し、雨、水飛沫から目を守るだけでなく、頭を針などによる怪我も予防できます。
サングラス
海面に光が反射して糸が見えずらいことがあります。
特に船釣りでは、糸のマーカー(1m毎の印)をみて水深を測るので、眩しくて見えないと困ることになります。
最初は、安いものかまいません。持って行かないより、はるかに快適です。
そして、「偏光レンズ」のものを選べば、さらに反射が抑えられて見えやすくなります。
ライフジャケット
着用が義務化されています。
というより、万が一の事故を防ぐためにも着ておきましょう。
最初はレンタルで十分です。
ネットで購入するなら、モノによっては使えない*ので注意してください。
*船釣りでは「国土交通省安全基準(桜マーク) タイプA」のものでないと、乗船できないです。
日焼け止め
顔は、帽子とパーカーを着るなら、少しくらい焼けてもいいなら普段のもので構わないです。
ただ、手だけはよく濡れるので、防水にすると安心です。
また、船独特の注意点に、ふつうの日光に加えて、水面からの反射もあるので顎や耳の周りもしっかり塗りましょう。
あなたが「絶対に日焼けしたくない」という場合は、海水浴向けのものを使うと効果的です。
服装以外の用意
船良い対策
快適に釣りを楽しむために、前日からの準備が重要です。
前日の食事と水分補給
船酔いの予防は、出発前日の食事から始まります。
飲みすぎや胃もたれするような重い脂っこい食事は控えめにすると安心です。
十分な睡眠をとる
睡眠不足は酔いやすさを増します。
仕事で忙しくて早く寝れないこともあるでしょう。その場合は、電車で行くように準備すると、早朝で座れて眠ることができます。
酔い止め薬の準備
酔い止め薬を用意しておくと安心です。「アネロン」という薬が効きが強いと評判なので、心強いのではないでしょうか。
快適な服装を選ぶ
ここでも服装の話になりますが、動きやすく、体温調節しやすい服だと酔いにくいです。
特に、涼しい季節に体がだけ暖かいと不快感が強く酔いやすいので、脱いで調整できるようにしておきましょう。
船の予約など
船釣りでは、船宿探しと事前の予約が必要です。
とはいえ、あなたが初めてなら、お店選びや探し方に不安を感じるのではないでしょうか。
下記のページを参考に調べれば、あなたが初めてでもチャレンジできます。特に、東京湾周辺は船宿が多いので興味をもったなら、簡単にいきやすいです。
最終チェック(持ち物リスト)
この記事を読んで洋服を用意できるようになったので、あなたは後はクーラーボックスだけ用意すれば釣りに行けます。
コスパの良いクーラーボックスを買うなら、下記が参考になります。
→釣り用クーラーボックスの選び方【サイズと失敗しないポイント5つ】
また、快適に利用するためには、「飲み物、軽食、汗拭きタオル、魚つかみ用タオルなど」を用意すると良いでしょう。
なお、あなたが「準備万端にしたい」なら、次のリストをみて用意すれば、快適な釣りができます。そして、作業性を上げて魚をたくさんが釣りやすくなるでしょう。
→初めての釣りの準備:服装、レンタル、持ち物チェックリスト
もし、洋服を買う必要を感じたら(コスパの良い揃え方)
コスパが良いメーカー
高い機能性を求めるなら「山登りメーカー」、安さを重視するなら「作業着メーカー」です。
山登りメーカーなら、「モンベル」というメーカーが特にコスパがよいです。
山登り用は「様々な自然環境への対応力」に優れています。
耐水性の高さ、脱ぎ着のしやすさ、携帯性、軽さなどの機能性が高く、これを選べば、釣りを快適にしてくれます。
作業着メーカーなら、「ワークマン」や「ホームセンターオリジナル商品」なら手頃なものが多いです。
作業着は「様々な作業への対応力」に優れています。
ポケットなどのパーツが多くて便利です。ただ、釣りではパーツに糸が引っ掛かるなどのデメリットにもなりがちです。
両方候補にできるなら、山登りメーカーから見た方が釣りが快適になるでしょう。
買う服を少なくする方法
1年間の組合せを考えながら買うと、あなたは少ない洋服で全シーズンを快適に楽しめます。
具体的には、上記の【年間の服装】ですが、購入するなら選択肢も広がるので、参考までにそれぞれの服装の選び方をお伝えしていきます。
【長袖シャツ】
速乾性の薄手のもの。
夏には一枚で着れ、他のシーズンには「汗をかいても体力を奪わないインナー」として活躍します。
例:モンベル ウィクロン ZEO ロングスリーブ ジップシャツ
【フリース】
重ね着したときに動きやすいように「立体裁断(関節が曲げやすい服)」のもの。
さらに服に裏地があると風を通さず、ゴワつかないのでベストです。
例:モンベル クリマプラス200 ライニングジャケット
【ダウン(化繊)】
化繊のダウンなら、重ね着しても潰れず暖かいです。また、洗濯も簡単です。
例:モンベル サーマラップ パーカ
【レインコート・レインパンツ】
価格は上がりますが「湿気を通すタイプ(ゴアテックス素材)」なら夏から冬まで使えるので、結局は安く済みます。
なお、重ね着(中に、フリースとダウン着用)できるサイズにしましょう。
【長ズボン(薄手/厚手)】
ストレッチタイプの化繊だと、動きやすく耐久性も高いです。
【長靴】
レインパンツの内側に入れる*ので、シンプルで柔らかめだと動きやすいです。
デザイン性が高いものは値段が高いのに、引っかかったり、凹凸から裂けて壊れやすいです。
※履く順番について:重ね方は「足<ズボン<長靴<レインパンツ」です。
ズボンは濡れないように長靴の内側にいれます。レインパンツで弾いた水が、長靴の中に入らないように、レインパンツは長靴の外側です。(結果的に、デザイン合ってもほぼ見えません。)
意外と探すのが難しいので、おすすめを紹介しておきます。
使ってきた中で、次のものは耐久性、グリップ性、コストパフォーマンスが高く満足しています。
丈が長いなら、窪みに沿って切って調整できます。
【サンダル】
こちらもシンプルで滑りにくいものが良いです。
足元は針が落ちたり、魚が暴れてヒレのトゲなどが刺さるので、素肌が出ない物だとケガが避けれれます。
例えば、クロックスなら、次のものだとグリップ性も高いと評判です。
【日焼けパーカー】
「フード付き」「手の甲まで隠せる(袖に親指を入れる穴がある)」ものを選ぶと、顔も手も隠せる範囲が広くて効果的です。
インナーとして、夏用の半袖を着れば夏でも涼しくできます。
【ベスト(チョッキ)】
釣りでは、とても活躍します。
竿の操作などで、腕を常に動かすので、長袖の重ね着はストレスが大きくなりがちです。
ベスト(チョッキ)なら、暑くしても、腕は動かしやすいまま、体を暖かくできます。
通常のファッションでは一番上に着ると思いますが、釣りの時はインナーとして着る(例えば、フリースの中)と体の近くの空気が逃げないので、寒くなりにくいです。
そのためには、体にフィットするものを選ぶと重ね着しやすでしょう。
例:モンベル サーマラップ ベスト
まとめ
この記事では、春夏秋冬の船釣りの服装を紹介してきました。
洋服は、あなたの釣りを快適にする釣具の一つです。
もしあなたがこれに同意できるなら、次のページも参考にしてはいかがでしょうか。
→【本気の釣り服】ストレスを感じないための、機能性とお勧めメーカー
→【本気の釣り服】オールシーズン迷わない組合せ(レイヤリング)
本記事の上級者向けの内容となります。この記事を最後まで読んだあなたらなら、更に臨機応変にスマートにアウトドアができる格好ができる人になるでしょう。