「初めていく船釣りで、『絶対に必要なもの』や『あると便利なもの』を知りたい。
選び方や、持ち物を減らして簡単にする方法も知りたい。」
と思っていませんか?
この記事を読むと、次のことがわかります。
「簡単な用意」から「子どもや女性と行くときの万全な用意」まで分かります。そして、初めてでも久しぶりでも安心できる用意ができる人になれるでしょう。
- 持ち物チェックリスト
- 持ち物の選び方(もっと万全にするための知識)
- 持ち物を減らす方法
(この記事を書いている人)
- 関東在住、30年の釣り経験があり、130種類以上の魚を釣ってきました。
- 現在は、仕事と子育て(小学生と幼児)をしつつ、東京湾で年間100匹~300匹釣っています。
- 小学生のときに祖父から釣りを学んでから、ほぼ毎週父にせがんで一緒に行ってました。
- 今では、遠征(一泊)の釣りも行きます。そして、エサ、ルアー、フライと様々な釣りで、岸や船から楽しんでいます。
持ち物チェックリスト
船釣りでの持ち物と、それぞれの必要の度合いは次のとおりです。
■持ち物 | ◎必須 | ◯便利 | △お好み |
□ 帽子 | ◎ | ||
□ サングラス | ◯ | ||
□ 長靴 | ◯ | ||
□ レインコート | ◯ | ||
□ 長袖長ズボン | ◎ | ||
□ 予備の防寒着 | △ | ||
□ 着替え | △ | ||
□ 飲み物 | ◎ | ||
□ 軽食 | ◯ | ||
□ 酔い止め | ◯ | ||
□ 日焼け止め | ◯ | ||
□ 折り畳み傘 | ◯ | ||
□ 財布(現金) | ◎ | ||
□ ビニール袋(小) | △ | ||
□ ビニール袋(大) | △ | ||
□ ウェットティッシュ | △ | ||
□ ホッカイロ | △ | ||
□ 魚用タオル | ◯ | ||
□ ペンチ | ◯ | ||
□ クーラーボックス | ◎ | ||
□ 保冷用の氷 | 現場購入 | ||
□ ライフジャケット | 現場レンタル | ||
□ 竿 | 現場レンタル | ||
□ リール | 現場レンタル | ||
□ 仕掛け | 現場購入 | ||
□ 竿受け | 現場レンタル可 | ||
□ 落下防止ロープ | △ | ||
□給油(車) |
それぞれの選び方などの詳細は次のとおりです。
服装関係
◎ 帽子
帽子は、日光以外に、水しぶきからの目を守ってくれます。
キャップ型(ツバが前面だけにあるもの)だと、レインコートのフードが被れるので機能的です。
また、竿にぶら下げたおもりや針が、頭に万が一ぶつかっても守ってくれます。
◯ サングラス
目の保護だけでなく、釣り糸の見えやすくなり釣りが快適です。
特に「偏光レンズ」が付いていると、水中がよく見えて釣果アップにも役に立ちます。
釣具屋で安く売っているものから試しても、その効果が実感できるでしょう。
◯ 長靴
釣りでは足元が特に危険です。
棘のある魚や針がついた仕掛けを足元に置いたり、針から外れた魚が足の上に落ちることもあります。
長靴をはけば、水濡れ対策だけでなく、危険からも守ってくれます。
なお、ホームセンターでよくみる、黒い長靴が安くて性能も高く、コスパが良いです。
◯ レインコート上下
雨以外でも、活躍します。
なぜなら、船の移動中に波飛沫で濡れることがあります。
また、船の上は海風が常に吹いているので疲れのですが、風からも守ってくれます。
汚れからも守ってくれますが洗うのが大変になるので、専用のものを買うと便利です。
ただ、百均の商品は耐久性が低く、釣りでは実用的ではありません。
上下セットの価格の目安として、
1万円を超えると機能的、5千円以上ならほどほど安心感、1千円以上で数回ならいける、という印象です。
◎ 長袖・長ズボン
釣りでは、日焼け、風、魚の棘、釣具など怪我をするリスクがあるので、不慣れなときは長袖長ズボンだと安心です。
作業服(ワークマンなど)や登山(モンベルなど)のメーカーで、速乾性のものを買うと快適です。
ワークマンなどが安くて快適で、汚れても気になりにくいのではないでしょうか。
船釣りの服装について、もっと詳しく知りたいなら、次のページも参考になります。
【船釣りの服装】春秋夏冬、何を着れば良い?関東の気候に合わせた格好
△ 予備の防寒着
海は海水温の影響を受けるので、いきなり寒くなる時が稀にあります。
そんな時でも、フリースや薄いダウンがあると快適に過ごせます。
とはいえ、真夏は不要なので、夜が肌寒い季節の話です。
△ 着替え
特に電車で釣りに行くなら、予備の着替えがあると快適です。
食料や衛生
◎ 飲み物
船の上では、飲料水が買えません。
夏に1日釣りするなら、少なくても3リットル以上は持っていきたいです。
そのほかの季節でも、最初で様子が分からなければ、500mlペットボトルを追加で忍ばせておくなど、多めに持っていきましょう。
◯ 軽食
朝早いと意外とお腹が減るのも早いです。
夏なら、ドーナッツなど常温保存できる食品が便利です。
お腹が減りすぎると酔いやすくなるので、ゼリーやジュースなどがあると食べやすいでしょう。
◯ 酔い止め
「アネロンが特に効く」と聴くことが多いです。
◯ 日焼け止め
水面の反射でも日焼けするので、首の下もしっかり塗りましょう。また、耳も塗るのを忘れがちです。
持参せずに朝に塗っていくこともできますが、タオルで汗を拭くと取れやすいので塗り直せるように持っていくと安全です。
◯ 折り畳み傘
あなたが電車で行くなら、雨が降りそうなら持っていきましょう。
盲点になりがちですが、レインコートがあっても、濡れた姿で電車に乗ると周りに迷惑がかかってしまうからです。
◯ 財布(現金)
当たり前なのですが、意外と忘れます。
釣り用の服装や小物を用意していると、意識の外に行ってしまうからです。
しかも、早朝だと近所のATM等が開いていないことがあるので、現金も入れておきましょう。
◯ ビニール袋(小)
何枚かあると便利です。ジッパー付きなら、さらに快適性を上げられます。
ちょっとしたゴミを入れられますし、携帯などを入れて簡易の防水カバーにできるからです。
◯ ビニール袋(大)
バックを入れられる大きな袋で、いわゆるゴミ袋のサイズです。
船の移動中に波飛沫で、バックが濡れることがあります。
使い捨ての汚れカバーとしても活躍します。
△ ウェットテッシュ
釣りでは魚や餌を扱うので、ウェットテッシュが重宝します。特に、アルコール不使用の赤ん坊用のお尻拭きは安価で多用途に使えるため便利です。通常のテッシュも構いませんが、ウェットテッシュは水に強いため、濡れた手でも鼻紙としても使用できるなど、釣りのさまざまな場面で役立ちます。
△ ホッカイロ
12月くらいからあると安心です。
とくに寒いときには、2個で背中とお腹を同時に温めると、効果が大きいです。
冬に釣りに行く機会が少ないなら、使い捨てホッカイロで保温した方が安く快適にできます。
魚の扱い関係
◯ 魚掴み用タオル
生きた魚を素手で掴むのは大変です。
タオル使えば滑り防止になり、しかもヒレやエラによる怪我も防げます。
どんな布でも使えますが、たくさんの魚を掴むうちにタオルに滑りが溜まってきます。
そこで、最初は使い捨てくらいの気持ちで用意しましょう。
ちなみに、魚バサミという掴む道具もありますが、挟む部位や力加減にコツがいります。
持っていても、タオルは持って行った方が快適でしょう。
◯ ペンチ
針を外すための道具です。根本に糸切りがあるものが便利です。
ペンチの形状は、先が細い「ラジオペンチ」が、魚の口にも入り使いやすいです。
素材はステンレスがよいですが、お試しなら百均でも十分活躍するでしょう(錆びたら、ジョイントに歯磨き粉をつけて開閉してると、改善します。)
ちなみに、しっかりしたものを買うなら、フォーセップと呼ばれる道具が細かな作業ができて便利です。
→■今後準備します。
◎ クーラーボックス
魚を新鮮に持ち帰るなら必須です。
大きさは、船用なら容量25L程度が便利です。
しっかりしたものを買うなら、選択肢が多くて迷いやすいのがクーラーボックスです。以下も、参考になれば幸いです。
→釣り用クーラーボックス選び【東京湾にあうサイズと、ポイント5つ】
船宿(船に乗せてくれるお店)によっては、クーラーボックスを貸してくれます。
その場合は、保冷バックとビニール袋があれば、スーパーで買った魚と同じように持ち替えられます。ただ、釣具は多くの船宿がレンタルしていますが、クーラーボックスのレンタルは少数派なので、ネットや電話で事前確認した方がよいでしょう。
保冷用の氷
基本的には、乗る船のお店でサービスしてくれたり、買うことが可能です。
ただ、予約時にも「氷はいただけますか?」と確認しておくと安心です。
釣り道具
船釣りなら、ほとんどレンタルできます。
そのため、持ち物を減らしたいなら、予約時に「レンタル希望」と伝えれば、以降は持っていかなくて手ぶらで行けます。
【現地可】ライフジャケット
必須ですが、ほとんどの船宿で借りれます。
なお、購入しても「桜マーク タイプA」という規格を満たしていない使えません。
また、ベスト式、ウェスト式、チェスト式など種類も多く、買うには知識が前提になります。
不安なら釣具店に行って確認しながら買ったほうがよいでしょう。
(ちなみに、ライフジェケットに関しては、大型釣具チェーン店のオリジナルブランドが安い傾向があります。これを考慮すると、お店を一度みてはいがでしょうか。)
【現地可】 竿
初めてならレンタルがおすすめです。
ロッドの種類は多くあり、最初から買うのと気に入ったものが選べない可能性が高いからです。
地域性や行きたい釣りで変わってきます。
東京・神奈川の船釣りで使う道具の選び方を、次のページでまとめています。
釣りに行ってみて欲しい道具が見えてきたら、検討の参考になるのではないでしょうか。
→【東京湾の船釣り】一本でオールラウンドな竿を選ぶ(初めても安心)
→【東京湾の船釣り】2つのリールでほぼ全て狙える、おすすめの機種
【現地可】リール
竿とリールはセットで使うもので、こちらも最初はレンタルがお勧めです。
釣りによっては、手動だけでなく、電動で巻けるリールを選べることがあります。
その場合は、お店の人にどちらがおすすめか聞いて、選択すると魚が釣りやすいでしょう。
電動リールの方がレンタル料が高い傾向にありますが、船を最大限に楽しむなら見返りは大きいです。
【現地可】仕掛け(針やオモリ)
仕掛けは、同じように見えても、狙う魚のサイズや場所で違いがあります。
そのため、初心者は船宿での購入をおすすめします。
現地購入と聞くと、割高なイメージを持つかもしれません。
実際には、オリジナルで安かったり、船上でも帰れば予備がいらないので結果的に安くすむことが多いです。
ただ、予約電話をするときに、仕掛けの購入可能か確認しておくと安心です。
【現地可】竿受け(任意:レンタル可)
竿受けとは、竿を船べりに固定するための道具です。
ロッドホルダーとも呼ばれることもあります。
釣り中に固定して手を離すこともできるので、便利です。
ただ、竿を手で持った方が、魚が食いついたときにすぐに対応できるので、たくさん釣れます。
必須ではないので、体力が心配な方や、さらに釣りを快適にしてみたいなら利用してみましょう。
その他
◯ ガソリン給油(車の馬愛)
意外と盲点になるので、念の為の記載です。
釣りは朝が早いことが多く、いざ車に乗ったら「ガソリンがない」と焦ることがあります。
24時間営業のガソリンスタンドを見つけておくか、事前確認しましょう。
6 まとめ
本ページでは、初めての船釣りに挑戦する際の必要な道具を一覧にまとめました。
たくさんあるように見えて、必須なものは「服装」「財布」「クーラーボックス(or保冷バック)」と、ほぼ手ぶらで楽しめます。
もし、まだ行くことを決めていないなら次のサイトをみるだけでも行くことができます。
初めてでも、船釣りなら1人で楽しめます(お店選びや準備について)
一度経験したら、東京に住んでて釣りを体験しない勿体無いと思うのではないでしょうか。気軽に自然を満喫し、かつ新鮮な魚を食べらる機会を逃さないことができますよ。