初めての釣りの準備:服装、レンタル、持ち物チェックリスト

2_船釣りへの挑戦

 この記事では、船釣りに初挑戦する際に必要な準備を詳しく解説します。
 初めての方は、釣具の用意や、船上での服装など、気になることが多いと思います。
 子どもや家族のイベントとして行く場合もあると思います。

 この記事では、釣具だけでなく、他の必要な道具やその機能についても解説していきます。
 なお、船釣りでは船宿で釣具のレンタルや道具の購入が可能なため、レンタルについても触れています。

 ※目次がチェックリストとして活用できるように、持ち物ごとに項目としています。

1 服装関係で必要なもの

1.1 帽子(必須)

 キャップをお勧めします。眩しさから目を守るだけでなく、怪我の防止にも効果的です。特に雨の際には、目に水が入るのを避けるためにも必須です。

1.2 サングラス(任意)

 眩しさを防ぎ、釣り糸の見えることができます。個人的には欠かせないアイテムと考えています。安価なものでも、快適な釣りと怪我の予防に役立ちます。

1.3 長袖・長ズボン

 速乾性のものがおすすめです。しかし、初めての方は餌や魚の扱いに不慣れで、服を汚す可能性が考えられます。
 そのため、「汚れても気にならない」こと優先して服を選ぶことをおすすめします。

 最初は、ワークマンなどが安くて快適なので、おすすめです。

 もし、一年中釣りをするために本格的に揃える場合、選び方は意外と迷うと思います。次のページで詳しく解説していますのでご参考ください。
  →洋服①:釣りを本格的にするために、考慮したい機能とお勧めメーカー

1.4 長靴(任意)

 釣り場では足元が特に危険や汚れに関するリスクが高まります。
 魚や仕掛けの針を置くこともあるため、安全性と清潔性の観点から、しっかり買うなら長靴がおすすめです。
 船上では、足元に水が流れていることもあり、長靴なら足を濡れずに快適に保てます。

 なお、購入する際はホームセンターの安くて黒い長靴が商品が性能もコスパも良いです。

1.5 レインコート上下(任意)

 雨や船の移動時の飛沫や汚れを防ぐだけでなく、海風からも守ってくれるため、体の負担を軽減できます。
 上下の分かれたタイプが、温度調整や洗濯の際に便利です。

 釣りでは、特にレインコートは汚れることが多いため、専用のものを用意することをおすすめします。
 百均の商品も選択肢としては存在しますが、耐久性が低いためあまりお勧めできないです。千円超えるあたりから耐久性が出てきます。上下セットで5千円以上だと、ある程度安心感があります。

1.6 予備の防寒着(任意)

 季節に応じた防寒着をもう一枚用意すると、海の冷たい風にも対応できるため安心です。携帯性の良い薄いダウンはオールシーズン使えて、非常に便利です。

1.7 着替え(任意)

 電車での移動を考える場合、予備の着替えを持っていると快適です。

2 食料・衛生用品関係で、必要なもの

2.1 飲み物(必須)

 特に夏は、最低2リットル以上が必須です。不安なら余分に持参するこがおすすめで、真夏は4リットルを目安にしましょう。

2.2 使い捨てウェットテッシュ(任意)

 釣りでは魚や餌を扱うので、ウェットテッシュが重宝します。特に、アルコール不使用の赤ん坊用のお尻拭きは安価で多用途に使えるため便利です。通常のテッシュも構いませんが、ウェットテッシュは水に強いため、濡れた手でも鼻紙としても使用できるなど、釣りのさまざまな場面で役立ちます。

2.3 軽食(任意)

 特に夏はドーナッツなど常温保存できる食品が便利です。
 空腹時の酔いを防ぐため、ゼリーやジュースなどの食べやすいものを持参することもお勧めです。

2.4 酔い止め(任意)

 アネロンが効果が高いそうです。
 酔い止め全般に言えるのですが、眠気が強まるため車の運転時は居眠り運転しないように特に注意が必要です。

2.5 日焼け止め(任意)

 朝塗りしておくことをおすすめします。帽子を被っても耳部分は忘れずに塗りましょう。
 また、水面の反射による日焼けも考慮し、通常陰になる部分、例えば首の下などもしっかり塗りましょう。

2.6 折り畳み傘(任意。雨予報時)

 レインコートを持参する場合でも、折り畳み傘は便利です。レインコートが濡れて、電車や車に乗りにくくなることが避けられます。
 また、釣りの前後で、レインコートを着ていない時の急な雨から身を守ることができます。

2.7 財布・現金(必須)

 釣りのために多くの道具や用品を用意する中、当たり前と思われる財布や現金を忘れがちになることがあります。
 特に釣りは早朝からのスタートが多いため、近所のATM等が開設しておらず、現金が下ろせない場合もあります。
 そのため、前日までに必要な現金の準備をしておくことを推奨します。

2.8 携帯電話

 水濡れ防止のため、ジップロックなどの再封可能なビニール袋に入れると、簡易的ながらも防水効果が得られ、袋越しの操作も可能です。
 頻繁に釣りに行く方や、安全性を高めるためには、専用の防水カバーの購入がおすすめです。

 なお、画面に海水が付着すると、タッチ操作が正常に行えなくなることがあるため、拭き取るために上記のウェットテッシュなどを利用すると良いです。

2.9 小さめのビニール袋3枚程度(任意)

 ゴミ袋として使うことができる他、食事や貴重品など水濡れや汚れを避けたいものを入れるのに便利です。

2.10 大きなビニール袋(任意)

 船上では、移動時の波しぶきなどにより、荷物が濡れるリスクが高いですが、家庭用のゴミ袋に入れれば、臨時の防水・汚れカバーとして役立ちます。
 なお、バッカン(釣り専用の道具入れ)なら防水で汚れにくいため、この手間は不要です。

2.11 ホッカイロ(任意)

 衣類の中に入れて温度調整するのに役立つほか、手が冷えて動きにくくなった時の対策にも役立ちます。2個あると背中とお腹が同時に温められます。

3 魚を掴んだり保存するために必要なもの

3.1 魚掴み用タオル(必須)

 初心者のうちは、魚を素手で掴むのは大変です。
 タオルを使用して魚を掴むことで、滑り防止はもちろん、ヒレやエラによる怪我のリスクを下げられます。
 なお、たくさんの魚を掴むうちにタオルの滑りが増して汚れるため、最初は使い捨て(又は、数回のみの使用)を前提とした方が良いです。

3.2 ペンチ(必須に近い任意)

 ペンチは、その形状やサイズによって使い勝手が大きく変わります。
 形状は、先が細くて、根本に糸を切るための刃部分があるペンチがおすすめです。
 もし、百均等で購入する場合は、ペンチの中でも、ラジオペンチと呼ばれるものが適しています。

 なお、しっかりしたものを買う場合は、フォーセップと呼ばれるタイプだと便利です。
 私自身、多くのペンチを試してきましたが、餌釣りには必須なレベルです。
 詳細は、以下のページで紹介しているため、興味がありましたらご覧ください。
 →■今後準備します。

3.3 クーラーボックス

 魚を新鮮に持ち帰るため、クーラーボックスは必須のアイテムです。
 新しく購入する場合、25L程度のものがおすすめで、このサイズは船釣りでは多くの場面で役立ちます。
 クーラーボックスの選び方で困ったときは、以下のページで具体的な商品のおすすめを参照してください。
  →釣り用クーラーボックスの選び方【サイズと失敗しないポイント5つ】

3.4 クーラーボックス保冷用の氷

 氷は多くの船宿で購入可能ですが、念のために予約の際に氷の取扱の有無を確認しておくと、当日安心して釣行できます。

4 釣具(当日船宿で、レンタルやで購入可能なもの)

4.1 ライフジャケット(レンタル可)

 船釣りには欠かせないアイテムで、多くの船宿でのレンタルが可能です。
 最初はレンタルが良いと思いますが、レンタル品はチョッキタイプが一般的で、動きづらいことがあります。
 本格的に船釣りをする場合はウェストタイプを購入すると、快適性がとても上がります。

 購入時は「桜マーク」「タイプA」のものが必要で、高価ですが、これを満たさないと船釣りに使用できないため注意が必要です。ややこしいのでお店の人に聞きながら買ったほうが良いです。
 なお、大型釣具チェーン店のオリジナルブランドのほうが、コスパが良い傾向があります。

4.2 竿(レンタル可)

 初めての方はレンタルを検討しましょう。購入する場合は、種類が多くあり迷うため、体験してから購入した方が購入しやすいと思います。
 東京・神奈川で船釣りを始めるにあたって、おすすめの竿・リールの使用については次のページでまとめているため、検討する場合の参考になれば幸いです。
【東京湾の船釣り】一本で汎用性が高い竿選びのコツ(始めでも安心)
【東京湾の船釣り】2つのリールでほぼ全て狙える、おすすめの機種

4.3 リール(レンタル可)

 竿と同じく、最初はレンタルがお勧めで、予約時に竿と合わせてレンタルを希望する旨を伝えましょう。
 なお、船宿によっては、電動で巻いてくれるリールと、手動で巻くリールが選べるため、その場合はお店の人のおすすめを選択しましょう。
 電動リールの方がレンタル料が高いですが、非常に楽で、快適に釣りを楽しめることができます。

4.4 針やオモリ:レンタルや購入可

 仕掛けは釣りの種類や船によって異なるため、初心者は船宿での購入をおすすめします。
 念のため、船宿への予約電話時に仕掛けが購入可能か確認しておくと安心です。

4.5 竿受け(任意:レンタル可)

 竿受けは、竿を船べりに固定するための道具で、ロッドホルダーとも呼ばれます。
 これを使用すれば、竿の着脱が簡単にできるだけでなく、仕掛けを水中に下ろしている状態でも固定が可能で、手を離しても釣りを続けることができます。

 竿を手で持った方が、魚が掛かった時の反応が早く、釣り上げる確率が上がりますが、竿受けは少し休憩したい時や両手を使いたい瞬間に役立ちます。
 体力が心配な方や、快適に釣りを楽しみたい方は、船宿でのレンタルをおすすめします。

4.6 バケツ(船宿で無料貸出)

 バケツは、手を洗ったり、魚を一時的に入れる際に使用します。
 ほとんど全ての船宿で、無料で借りることができます。
 一部の船宿では、到着時にすでに船内にバケツが配置されていますが、自分で取りに行く必要がある場合もあるので、忘れずに自分の席まで持ってきましょう。

5 その他

5.1 ガソリン給油(車で行く場合)

 意外と盲点になるため、記載しました。
 釣りは朝が早いことが多く、24時間営業のガソリンスタンドが近くにない場合、前日に給油しておくことで安心して出発できます。

6 まとめ

 本ページでは、初めての船釣りに挑戦する際の必要な道具を一覧にまとめました。
 数多くありますが、必須なものに限ると日常生活で使っているものを代用することや、船宿でのレンタルで揃います。

 船釣りに興味をお持ちの方は、ぜひ一度体験してみてください。
 特に東京や神奈川など首都圏では、船宿が多くあり利用がしやすく、身近なところで楽しめます。
 詳しい理由や手順に関しては、下記のページで紹介していますので、ぜひ合わせてご参照ください。
 →#201_「初めて船釣り」のための段取り

※参考

 本ブログでは、釣りを趣味として深めていきたい方や経験者向けに、釣り方毎の詳細や、釣具紹介等を掲載していく予定ですので、ご覧ください。
 →本サイト全体の目次

 また、船釣りにチャレンジするための情報をまとめたカテゴリーページはこちらです。
3_船釣りへの挑戦

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