本記事では、首都圏にお住まいの釣り初心者にお勧めの、東京や神奈川で可能な船釣りをご紹介します。
「釣れやすさ」「味わい」「楽しさ」を詳しく解説していきます。
アジ釣りは、アクセスしやすさ、釣りやすさ、虫を使わない、そして驚くほど美味なアジ(市販のものとは全く別次元)と、釣りの楽しさを多くの面から体験できます。
ご家族や友人との共有体験、退職後の趣味として船釣りに興味を持つ方々には、ぜひ一度試していただきたいです。
1 初めてチャレンジする方へ
スーパーでよく見かけるアジですが、新鮮なものは臭みが全くなく、味わいが深くプリッとした食感が楽しめます。
釣り上げる際に、海から浮かび上がる美しいアジの姿や自然から直接食材を得る体験は、食育にも寄与します。
また、大人は釣り上げたアジを食事やお酒のお供に楽しむことができます。
東京周辺には、多くの船宿があり、半日(約4時間)の出船を選択できる所も存在します。
さらに、ライトアジ釣りは初心者向けなので、アジ釣り専門の船宿では初心者へのサポートが充実していることが多いです。
これらの要素から、初心者でも安心してチャレンジできる環境が整っています。
1.1 地域や場所
アジの船釣りが楽しめる場所を紹介します。東京湾(東京都や神奈川)には船宿が多く点在しています。
アジを狙う釣り方は色々とありますが、初心者の場合は「ライトアジ」(または、略してLTアジ)という名前で出船している船宿を利用することをお勧めします。
「あなたの住んでいる地域名 ライトアジ 船釣り」でインターネットを検索してみると、多くの選択肢が見つかります。
ライトアジ以外のアジ釣りが検索結果に出ることもありますが、初心者にはライトアジ釣りがオススメです。
その釣りをやってみて、興味を持った場合は、他の釣り方にもチャレンジするとより楽しめます。
1.1.1 具体的な船宿:ライトアジ船
船宿の選択が難しく感じる方もいるかもしれません。
そこで参考までに、具体的な船宿を紹介します。
初心者にも安心して利用できる船宿として、私が実際に利用した中で、駅からのアクセスが便利で初心者へのサポートが充実している次の二つの船宿をお勧めします。
横浜市金沢区にある「荒川屋」および「弁天丸」で、これらの船宿は京急線の金沢八景駅から徒歩圏内に位置しており、しかも隣り合っています。
そのため、一方が予約で満席だった場合、他方を試すことが可能です。
なお、「荒川屋」は料理屋も併設していて、釣った魚をその場で料理して提供してくれるサービスがあります(ただし、釣りと料理の両方で予約が必要です)。
もし、このサービスを利用したい場合は、「荒川屋」を優先して予約することをお勧めします。
初めての船釣りの段取りは次のページ「初めて船釣りのための段取り」に記載しているため、詳細を知りたい方は合わせてご覧ください。
1.2 ライトアジの面白さと釣り環境
ライトアジの船釣りの醍醐味は、多くの魚が釣れることと引の強さです。
使用するのは40号のオモリですが、アジは引きが強く、その力強さを実感できる点が楽しみとなります。
技術が向上すればさらに多くのアジを釣り上げることができ、大きな達成感を感じることができます。
1.3 釣れやすさ
アジの釣果は数十匹ということも珍しくなく、全く釣れないことは稀です。
初心者でも大量に釣る喜びと、新鮮なアジの美味しさを堪能できます。
1.4 最適な釣り時期
アジは1年中釣れますが、特に暖かい時期が釣り易いです。
ゴールデンウィークの連休や夏休み、秋の行楽シーズンなどは特におすすめです。
例えば、夏休みには海の風を感じながら釣りを楽しむことができ、秋には心地よい気候の中でアジ釣りを楽しむことも可能です。
1.5 クーラーの大きさ
15リットル程度のクーラーボックスで十分な場合もありますが、大物や数が釣れる可能性もあるので、可能なら25リットルのクーラーを準備しておくと安心です。
お勧めのクーラーボックスを、次のページ「
なお、初めての船釣りの段取りの詳細は、次のリンク「釣り用クーラーボックスの選び方【サイズと失敗しないポイント5つ】」に記載しているため、合わせてご覧ください。
」にて紹介しています。購入にあたって迷われている方は併せてご覧ください。
1.6 必要な道具
ライトアジの船釣りを行っている船宿では、道具のレンタルが可能なところが多いので、初めての方はそちらを利用すると良いでしょう。
予約時には釣り道具のレンタルを希望することを伝えましょう。
また、自分で道具を揃えたい方には、他の釣りに行くことも考慮すると、全長約1.8m、錘負荷20〜80号、調子7:3の汎用竿をお勧めします。
上記をお勧めする理由が気になる方は、次のページ「船釣りを始めて、竿・リールを揃えたい方へ」ご参照ください。
1.7 エサと仕掛け
ライトアジ船釣りでは、餌として赤タン(赤く染めて小さく切ったイカ)を使用します。
また、青イソメという虫も餌として使うことができますが、虫に抵抗がある人は避けることができます。
仕掛けについては、当日、レンタル(消耗品は一部購入)すれば良いため、特別な準備は不要です。
1.8 注意点
真夏の釣行では、熱中症予防のための水分補給が重要です。
最低でも2リットル以上の水分を持参し、スポーツドリンクや塩分補給食品も忘れずに持っていきましょう。
また、コマセ(イワシをミンチにしたもの)を使用するため、汚れても構わない服装が推奨されます。
2 アジのおすすめの食べ方とお酒
アジは、スーパーでもよく見かける身近な魚です。
その身近であるがゆえにその美味しさが見逃されがちで、実際、釣りたてのアジは別格の美味しさを持っています。
初めて釣りをする人と一緒に行っても、アジの美味しさに感動してくれる方がたくさんいます。
また、アジはとても釣りやすいので、釣り初心者にとっても手軽に楽しめる魚です。
これらの特性から「釣って食べる体験」をする上で最も適した魚と感じます。
私自身も、長年の釣り経験を通してさまざまな魚を食べてきましたが、それでもアジの美味しさはトップレベルです。
実際、食べることを目的に、定期的にアジを釣りに行くほどです。
なお、丁寧に処理すれば、釣った当日を含めて3日間、刺身で臭みなく楽しむことができます。
天ぷらやフライにしても、その独特の臭みは感じられず、逆にその淡白な味が際立ちます。
冷凍保存も可能なので、後日に美味しくフライとして楽しむこともできます。
食べ方の詳細は次のページ「初めての船釣りで釣ったアジ・シロギスのお勧めの食べ方」でも詳しく紹介しているため、実際釣りに行って食べる機会にはぜひ合わせてご覧ください。
3 まとめ
以上が、アジ船釣りに挑戦する際の概要となります。
挑戦するにあたっては、「アウトドア向きの服装」「クーラーボックス」「水やスポーツドリンク」だけがあれば体験ができるほど手軽な釣りです。
仲間と楽しく釣りをしても、一人での冒険気分でも、どちらでも楽しめ、加えて、帰宅後は釣り上げたアジを味わうことができます。
ぜひ、この情報を活用し、挑戦してみてください。
※ 参考
本ブログでは、釣りを趣味として深めていきたい方や経験者向けに、釣り方毎の詳細や、釣具紹介等を掲載していく予定ですので、詳しくは本サイト全体の目次をご覧ください。
また、船釣りにチャレンジするための情報をまとめたカテゴリーページはこちら「船釣りへの挑戦」となりますので、合わせてご覧ください。