#208①_船釣り道具:ロッド・リールの価格と、性能の差とは

2_船釣りへの挑戦

 この記事では、東京・神奈川(横浜・川崎・横須賀・三浦)での「船釣り」用の竿やリールの選び方と、それに伴う予算の目安を紹介します。

 初回の釣行ならレンタルをお勧めします。ただし、レンタルと購入品の品質や性能には差があります。
 また、購入を検討する場合でも、予算に応じた性能の差が気になる方が多いと思います。
 そのため、以下では、これらの内容について解説して行きます。

 なお、東京湾での使用を前提とした、汎用性の高い竿・リールの仕様については、こちらのページで詳しく紹介しているため、併せてご覧ください。

1 レンタルの利用について

 船釣りでは、船を出してくれるお店(船宿)の多くはレンタル道具を貸してくれます。
 そのため、初めての船釣りには釣具を買っていかなくとも問題なく釣りができます。

 ※レンタルを前提とした場合の具体に必要なものは、次のリンクを参照ください。
 →「初めて船釣り」のための段取りの「用意する持ち物一覧」参照

 初めて釣りをする場合は、最初はレンタルをお勧めします。
 理由は、購入するとしても価格の幅が広かったり様々な種類があり、イメージや自身の好みが無い中では選択肢が多くて絞るのが難しいと思うからです。(同じ目的の道具でも色々な種類や価格層があります。)

レンタルと購入の道具の違い

 レンタル道具は最低限の機能しかなく、購入した道具との竿の差が大きいのも事実です。
 具体的な違いとして、次のものがあります。

  •  購入するものは軽さ等の軽快性があります。
    (レンタルは頑丈さを重視するため重くなりがちです)
  •  同じ道具を使い続けられるため、道具の使い方や特徴に馴染むことで取り扱いに慣れ、釣りがスムーズになります。
  •  価格層が上がると性能も上がり、使い込むと繊細な魚のアタリなども分かり、釣りやすくなります。魚の引きもクリアになるため、釣りがもっと楽しめます。
     (実際、性能が低い道具でも釣ることはできますが、サングラスをして映画を見るようなものでストーリは理解できるが、感動が薄れたり細かな違いが見えなかったりします。)

 その他、色々なデザインの竿があるため、見た目を重視して購入している方もいます。

 思い入れのある道具で楽しむのも一つです。

 釣りを趣味としてやっていきたい思いがある場合は、購入を検討することをお勧めします。

 一方で、竿(ロッド)、リールの購入にあたっては、価格の幅が大きく迷われると思います。

 「最初は安いもの」又は「最初から良い道具にして長く使えるもの」の考え方があると思いますが、現在は選択肢も多く、どちらの考え方でも気に入る道具が見つかると思います。

 「予算がどの程度必要なのか」、「価格による違いは何か」は気になるところと思うため、竿、リールごとに、私なりの価格層の違いの印象を記載します。

 ※価格は、セール等を考慮した実売価格の目安です。

2 竿(ロッド)の機能と価格帯(予算目安)

2.1 竿(ロッド)の機能

 竿(ロッド)に求められる機能として「感度」があります
 感度が高いと魚が食ったときに敏感に感じられ、アワセ(針を掛けるように引っ張ること)がしやすく、釣れるようになります。
 感度が低いと、気づくこともなく逃げられたり、餌だけ取られたりします。

 また、「シャープさ」や「しなやかさ」があると、仕掛けを丁寧に動かすことができて、魚に餌を食わせやすくなったりします。
 魚が掛かった時の引きも楽しめます。

 その他、使われるパーツによっては、「錆びにくさ」「ガイドへの糸の絡みにくさ」などが変わってきます。

2.2 竿(ロッド)の価格帯

 船竿に関しては、価格層に応じて次の印象です。

  • 6千円程度
    →十分使えるレベルです。
     ただし、錆びにくい、糸が絡みやすい、感度が高くない、限界強度、シャープさがなく操作が曖昧など、総合的に弱い部分もあり、こだわるなら上のクラスをお勧めします。
     ※釣具メーカーだとこの価格帯はあまり無く、釣具屋オリジナルブランド等が主な候補になると思われます。
  • 1万5千円以上
    →初めて選ぶ場合、予算があればこの価格帯なら安心です。
     錆びにくさや糸の絡みにくさ等の実用面が向上し、満足できるレベルの質になってきます。
     感度やシャープさは上位機種に劣る部分があり、魚が釣れやすい状況であれば影響は出にくいですが、シビアな状況(魚はいるが特定の誘い方でしか餌を食わない)の時には差が生じることが稀にあります。
  • 3万円以上
    →ハイエンド(最高位機種5万以上)と遜色ないです。
     パーツも錆びにくい、糸絡みしにくいものが使用され、感度やシャープさも十分なものになります。
     使い慣れれば、竿による影響はほぼないと感じます。
  • 5万位円以上
    →いわゆるハイエンドです。高いと10万以上も珍しく無いです。
     「感度に特化しているが、一方で繊細に作っているため丁寧に使わないと折れやすい」「高価な軽量で強い材質を使っているため、軽くて操作しやすい」など、特徴を伸ばすためにコストをかけているものです。
     中には「万人に使いやすい性能を伸ばした商品」がある一方で、「一部の特徴に特化させて他の性能を一部を犠牲にしている商品」もあり、理解した上で購入しないと好みと合わない場合があるため、経験を積んでから選択した方が良いです。
     もし、購入を検討する場合は、「基本性能を最大限に伸ばしたもの」や「嗜好性(曲がって欲しいとか、固くて魚のあたりをしっかり感じたい)に特化したもの」があるため、自分なりの視点(重視すること)を持って選べると、自分にあったものが選びやすいと思います。

3 リールの機能と価格層

3.1 リールの種類・機能(スピニングリール/ベイトリール)

 リールは、「スピニングリール」「ベイト(両軸)リール」と種類があります。

 また、船で使う「ベイトリール」には、「手巻」と「電動」があります。

 種類に関わらずリールには次の機能が備わっています。

  • 「ドラグ」
    魚が強く引っ張った時に糸が切れないように糸が出る機能です。
    滑らかでないと、大物が来た時に糸が切れやすいです。
  • 「糸を出した時のスムーズさ」
    ベイト(両軸)リールの場合、糸が巻いてある軸が回転して糸が出ていきます。
    スムーズでない場合、糸が出るのが遅くなります。
  • 「巻く力」
     手巻きリールは重いものを巻く時にスムーズに負けないと疲労がつながり、釣りを快適に続けることが困難です。
     電動リールの場合は、巻き上げるモーターの力の強さも性能の一つです。

 価格に応じてこれらの機能や、「軽さ」「耐久性」「剛性※」が向上します。
 リールは工具に近く、コストの分だけ良くなる印象です。

 ※剛性とは力を入れたときのリールのたわみの少なさです。
  たわみが少ないと、安心して力が入れられるため、疲労感が軽減します。

 リールの価格層毎の違いに関しては、手巻きと電動に分けて解説します。

3.2 「手巻き」リールの価格帯(スピニングリール、ベイトリールとも該当)

  • 6千円程度
    →糸を出す、巻くという実用性は十分。
     ただし、「ドラグ」の性能は繊細でなく、細い糸に大物が掛かると調整が困難な可能性がある。また、重いものを巻く時に滑らかでないため疲労しやすい。
     なお、金属パーツが少ないことから負荷に対して弱い代わりに、錆に強いと言う面もある。
  • 1万円程度
    →最初に買う場合、このレベル以上をお勧めします。
     ただし、リールに関しては、高いほど性能が良くなるため、可能な範囲で上位機種にすると快適性が高くなります。
  • 2万円以上
    →耐久性、使用感の質感も高くなり、長く使える。
  • 3万円以上
    →軽量な機種や剛性が高い機種が出てきて、疲労回避や操作がしやすくなる。
     製品によって、軽量にコストを掛けているものと、剛性にコストを掛けているもので、別れるため、軽さを優先するか強さを優先するか好みで選択できる。
  • 5万以上
    →軽量かつ剛性を高めた機種が出てくる。
     機種によっては最大限一方(軽量化or高剛性)に特化して、性能的に可能な範囲で他方も高めたものもあります。
     耐久性や巻きも軽いが、船に限れば電動リールが考慮できる価格になる。
     その他として、金属感が強くなり見た目が綺麗になることが多い。

 予算の範囲で、「重さ」「デザイン」「カウンター機能の有無」「クラッチ等を触った時の感覚」などで決めれば良いと思います。
 その他に、巻ごごち、巻く力、回転の滑らかさ、ドラグのスムーズさなど、色々な要素はあるものの、結局は金額との相関性が高いと感じています。
※なお、高価で重い場合は、剛性(リールのたわみ防止)を重視して、重いオモリ等を巻く時もスムーズに巻けるようにしたもので、これも好みとなります。

3.3 「電動リール」の価格帯

  • 3万程度
    →有名メーカーの商品が購入でき、安心度が高い。
     いきなり高額ですが、電動リールは「負荷が強い」「機械を海水で使う」等から故障の要因が多く、リスクを減らすためにある程度の品質からスタートとなります。
  • 4万以上
    →軽量やコンパクトな機種が出てくる。
  • 6万以上
    →更に、軽量、コンパクトに加えて、低価格帯の同じ大きさと比較するとモータの巻上力が強くなる。
  • 補足:バッテリーのコスト
    →電動リールは、電源が必要です。
     船によっては座席の下に電源がありますが、無い場合や故障している場合もあり、自前のバッテリーがあると安心です。
     安いものであれば6千円程度(鉛蓄電池)で買えますが、持ち運びがかなりしんどいです。
     2万円程度の軽量なリチウム電池もありますが海外製が多く、信頼性(保証)がある国内企業の製品だと3万以上になります。
     なお、国内企業のリチウム電池で低価格の商品もありますが、軽さを重視した容量が小さい(1日バッテリーが持たない)モデルの可能性があるため、購入時は注意(商品説明の確認)してください。

4 まとめ

 上記を前として、竿(ロッド)とリールを、ご予算に合わせて購入することをお勧めします。

船釣り用の竿とリールについては、次のページで具体的な商品の選び方をお伝えしているので、購入を検討しているなら合わせてご覧ください。
【東京湾の船釣り】一本でほぼ完了する竿選びのコツ(始めでも安心)
【東京湾の船釣り】2つのリールでほぼ全て狙える、おすすめの機種

また、セールに関しての配慮事項を次で解説していますので、参考になれば幸いです。
  →釣具のセールは本当にお得?セール狙いの考慮事項

※参考

 本ブログでは、釣りを趣味として深めていきたい方や経験者向けに、釣り方毎の詳細や、釣具紹介等を掲載していく予定ですので、ご覧ください。
 →本サイト全体の目次

 また、船釣りにチャレンジするための情報をまとめたカテゴリーページはこちらです。
 →3_船釣りへの挑戦

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