「気軽だけど、深く楽しめる趣味がほしい。
釣りを試してみたいけど、都会だといくのが大変そうだし、魚も釣れなさそう。
そもそも、始め方がわからない。」と思っていませんか?
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 釣りを趣味にするメリットの多さ
- 釣りはコスパがいい
- 都会こその簡単な始め方
- 心配へのQA(虫は不要/トイレ事情/魚の確保/魚の処理など)
この記事を書いている私は次のとおりです。
- 関東在住、30年の釣り経験があり、130種類以上の魚を釣ってきました。
- 現在は、仕事と子育て(小学生と幼児)をしつつ、東京湾で年間100匹~300匹釣っています。
- 小学生のときに祖父から釣りを学んでから、ほぼ毎週父にせがんで一緒に行ってました。
- 今では、遠征(一泊)の釣りも行きます。そして、エサ、ルアー、フライと様々な釣りで、岸や船から楽しんでいます。
釣りを趣味にする6つのメリット
あなたが釣りを趣味にすることで、次のことが生活にプラスできます。
- 東京で「”自然の楽み方”を知っている人」になれる
- あなたのための時間を過ごせる
- 社会人スキルも身につけられる
- 高級料理店レベルの美味しさを味わえる
- 健康的になり、精神も体も改善できる
- 日常の雑談に困らなくなる
東京で「”自然の楽み方”を知っている人」になれる
東京は釣りができる自然が身近なだけでなく、アクセスが良いです。
都心からでも電車で数十分で海辺に出られます。
そして、空のしたで風や波の音を感じられます。
あなたが出会う生き物は、魚だけでありません。釣りをしながら海を見ていると、たくさんの生き物が泳いでいきます。
続けているとあなたの自然を見る目はいつのまにか養われて、いろいろなことに気づけるはずです。
例えば、「季節ごとの、生き物や草木のうつり変わり」「雲からみる天気の変化」「心地よい風の場所」などがわかって、釣り以外でも景色や環境の見方が変わってきます。
そして、あなたが都会に住んでいるなら、その力を短い時間で身につけることも可能でしょう。
なぜなら、釣り場が近いうえ、釣り施設などが整っているので、そこから情報やサポートを得やすいからです。
このように、釣りを趣味にすると、自分のペースで自然を楽しめるだけでなく、あなたが望むなら楽しみ方を知っている人から学ぶことも可能です。
あなたのための時間を過ごせる
釣りは、いつもの喧騒を避けて、お気に入りの水辺であなただけの時間を楽しめます。
釣りを始めると、手軽にアクセスできる自然環境(釣り場)の情報が集まってきます。そして、その中からお気に入りの場所が見つかるでしょう。
釣り場には、釣り施設だけでなく、砂浜、防波堤、川辺もあります。
船やボートなどの「普段なら特別と感じる場所」も候補にできます。
そして、そこにはあなただけでなく。友人や家族と一緒に行っても楽しいでしょう。
一人の時間も、仲間と楽しむ環境も得ることができます。
社会人スキルが身につけられる
【情報収集力とコミュニケーション】
釣りを通じて、新たな人間関係が生まれるきっかけも生まれます。
人見知りでも、心配はいりません。
なぜなら、純粋に情報収集してるだけで、自然と顔見知りが増えていくからです。
仕事と違って利害関係もありません。
共有の趣味なので、話も盛りあがりやすいです。
お互い知っている知識なら共感が得られますし、一方が知らないことなら新鮮な情報として楽しめます。
結果的に、情報収集力やコミュニケーション力も上がることになります。
これは、大人だけでなく、例えばあなたのお子さんが釣りを始めても同じです。
「釣りたい!」という思いから、釣具屋や釣り施設の方と話す機会が増え、人間的に成長していくでしょう。
「世代」や「コミュニティ」を超えた付き合いが生まれ、対人スキルの幅が広がります。
【成長する力】
釣りには技術があり、それは試行錯誤することで上達します。
あなたが「釣りはただ待つだけ」と思っていたとしても、そのうち「魚がいる場所、魚が食べやすい餌の動かし方」に気づいて、魚が釣れる数が増やすことできます。
その結果、「最初はあいまいに見えたものが、上手くなる」ということが体験できます。
仕事や勉強も共通する部分があるので、その「成長する力」の体験が自信につながります。
※もし「なぜテクニックで釣れ方が変わるのかな?」と気になった場合は、次のページが参考になるのではないでしょうか。
→船のライトアジの釣り方:まわりと差が出る理由とは(上達を楽しむ)
継続しなくても楽しめる
釣りは、道具や技術にこだわる趣味として深みはありますが、一方で、こだわらなくても楽しむことができます。
最低限の道具を持っていれば、水辺でのアウトドアとして自然環境を満喫できます。
あなたの家に釣り道具がなくても、釣り施設や船釣りでレンタル道具を利用する方法もあります。
また、久しぶりでブランクがあっても、誰にも迷惑をかけることはありません。
「チームの迷惑になる」「久しぶりで相手に連絡しにくい」などの心配は不要です。
「試しに釣りに行く」のも簡単ですし、次の予定を決める必要もありません。
頻度や続けるかどうかも、あなたの好きなペースで決められます。
「年に数回、特別に季節を頼しむ」こともできますし、「月に、数回楽しむ」こともできます。
東京は自然環境のポテンシャルが高いです。
魚の種類が豊富で、釣れる魚が季節ごとにどんどん変わります。加えて、海、山、川といった環境もあるので季節ごとの景色が楽しめます。
あなたが東京で釣りを始めたら、遊びきれないと感じるのではないでしょうか。
※そして、釣りは他の趣味に興味を持つきっかけにもできます。
次のページでは、上記の詳細も含めて「楽しめること」に特化してお伝えしていくので、参考にしてみてください。
→釣りを趣味にして楽しめること(別の趣味が見つかるかもしれません)
高級料理店レベルの美味しさを味わえる
「東京湾の魚は、ブランドや高級魚が多い」ということを、あなたは知っていますか?
その証拠に「東京湾 ブランド 魚」と検索すれば、「黄金アジ」「松輪サバ」「マダコ」などが出てきます。
その他、「マダイ」「タチウオ」「シロギス」「金目鯛」などのたくさんの高級魚も釣れます。
「スーパーで見たことない」と不思議に思うかもしれませんが、それは、品質の高さから高級料理店に行ってしまうからです。
高級な料理店の刺身で、「朝採れ、江戸前、地魚」などを聞いたことはないでしょうか。
そんな高級魚でも、東京湾なら初めてでも釣りやすい魚はたくさんいます。アジ、シロギス、タチウオ、カサゴなどはその代表です。
あなたが東京湾で釣りをすれば、そのレベルの魚が鮮魚抜群で、家で食べられます。
そして、お酒と合わせてを楽しむこともできますし、あなただけでなく家族や友人も喜んでくれるでしょう。
健康的になり、精神だけでなく体も良くなる。
自然を通じてストレスが解消され、リフレッシュにより精神的に癒されます。
人と比べる必要もないので、「人に見せないリア充*」といってもよいのではないでしょうか。
*「リア充:X(ツイッター)などの見た目に関わらない、リアルの充実」らしいです。
それだけでなく、体も使います。
投げたりしゃがんだりするだけでなく、選ぶ場所によっては歩く距離も長くなります。
加えて、岩場などの足場が安定しないところを歩いたり、船に乗ることでバランス感覚も鍛えられます。
そして、自然と体を動かし、鍛えることとなります。
日常の雑談に困らなくなる
「ウミガメを目の前で見た。」
「虹の見つけ方。」
「夜で釣りしてたら、近くで恋話が始まった(私に気づいていなかった2人組)。」
あなたも興味を持ったのではないでしょうか。
これは、私の体験した釣りや水辺に関する話の一部です。
(最後の恋話に関しては、音を立てて気付いてもらいました。)
釣りを趣味にすると、釣り以外の様々な経験をするので、話すネタが多くなります。
また、魚に直接関係する話でも、興味を持ってくれるひとは多いです。
例えば、「お店で食べられない美味しい魚」「魚でも、個々に性格がある」「新鮮な魚を買う方法」などはよく話題になります。
結果的に、釣りに関係しない初対面の人とも、話題の引き出しが多いなかでコミューニケーションが取れます。
釣りはコスパがいい(趣味として安め)
釣りのコスパが良い理由は次の3つです。
- 継続費がかからない
- 身近なので交通費が少ない
- 初期費用が抑えられる
継続費がかからない
釣りでは、会員制のスポーツクラブやジムなどのように月額料金が発生しないので、釣りをしない期間に費用がかかりません。
釣りに関する有料施設もありますが、その日の利用料を払えば利用できます。それに、入場料が無料の釣り場も多いです。
身近なので交通費が少ない
東京なら、東京湾が近い上に、電車でアクセス可能です。
交通費を抑えながら、釣りと自然が楽しめます。
例えば、東京内なら新木場公園(新木場駅)や春風海公園(豊洲駅)などがあり、数十分の移動と運賃でアクセス可能です。
あなたが1時間の時間と運賃を掛けられるなら、金沢八景や横須賀なども候補にできます。
コストも往復千円台で、釣りのついでにプチ旅行気分が味わえます。
横浜あたりからは建物が減って、電車に当たる陽の光が明るくなるので乗っているだけでも清々しいです。
東京とは雰囲気が変わり、魚を釣りやすいだけでなく、リフレッシュ効果も確率も高いでしょう。
毎日の出勤時間を考えると、「たまには行ってみよう」という気になるのではないでしょうか。
初期費用が抑えられる
最初に経験するだけなら、数千円の竿とリールを買うだけです。ほぼ維持費もかかりません。
あとは、釣り場の近くでエサと仕掛けを買えば(千円程度)釣りが可能です。
もしあなたが「魚を釣って、食べたい。」なら、船釣り(ライトアジ)がよいのではないでしょうか。
乗船代の6〜8千円程度で道具はレンタルできるので、事前に道具を用意するコストが掛かりません。(魚を持ち帰るためのクーラーボックスの用意は必要です。)
なお、「釣りはお金が掛かる」という言葉も見ますが、それは「本気で釣りをする人たちの遠征や道具へのこだわり」が前提となります。
なお、あなたが、道具の価格が気になるなら、次のページが参考になるのではないでしょうか。
→#208①_船釣り道具:ロッド・リールの価格と、性能の差とは
都会こその簡単な始め方
東京なら、あなたの最初の一回だけでも船釣りにチャレンジすると、その一日で釣りの多くのメリットが満喫できます。
「船釣りはハードルが高い」と感じると思いますが、東京在住ならそのイメージは当てはまりません。
なぜなら、初心者向けサービスを行っているお店(船宿)もあるので、そこを選べば体験イベントに参加する程度の感覚でいけるからです。
「船だから」と特別視する必要はありません。そして、そこでは「道具の使い方」「非日常的な自然」「魚を味わう」が体験できます。
なお、岸でもチャレンジしてみたいと感じたら、その船釣り体験をベースにすることができます。
継続して船釣りに行くこともできます。
もしあなたが「趣味がほしい」と感じているなら、東京なら次の週末には自然と釣りが満喫できる環境です。
この整った環境の中で、あなたは興味を持ちながら、その機会を失い続けるのはもったいないのではないでしょうか。
次のページを読めばいくための十分の知識がつくので、体験してはいかがでしょうか。
→初めてでも、船釣りなら1人で楽しめます(お店選びや準備について)
心配へのQ&A
Q:虫が苦手
A:使わない釣りのほうが多い。
にょろにょろした虫を使うのは釣り全体で言うと一部です。
現在は冷凍餌や人工餌が発展しており、ほとんどの魚では虫は使いません。
タイ、イサキ、メジナ、アジ、タチウオ、カサゴ、イカ、タコなどほとんどの釣りでは、虫以外の餌を使います。冷凍された「オキアミ(見た目が小さなエビ)や魚の切り身」などです。
虫餌だけを使うのは、今では「シロギス、カレイ、イシモチ」といった魚くらいでしょう。
虫は、昔のイメージが残っていたり、描写としておもしろいから描かれやすいだけで、釣りの種類としてみたら占める割合は小さいです。
Q:衛生面(トイレ)の心配
A:都会なら安心
基本的に、釣り施設や船ならトイレがあるので安心です。
それ以外でも、東京や三浦半島は観光客が多いため、釣りができる海辺は公園が併設していることが多いです。
あなたが本格的に釣りをすると、三浦半島の磯では釣り場にトイレがないこともあります。しかし、公園近くで釣りをすれば、そのトイレが使用できます。
Q:朝早いのは大変
釣りは朝早くから始める必要はありません。
午後からでも十分楽しめます。
むしろ、午後から夕方にかけて釣りをするメリットは大きいです。早朝と同じく釣れることに加えて、明るいうちに場所が見られるので暗くなっても安心して釣りができます。
なお、船釣りの場合でも「半日船(午後船)」を選べば、昼に到着して午後から釣りができます。
Q:初めてでも魚は釣れるの?
A:船釣りを選択すれば、簡単に釣れる。
繰り返しで恐縮ですが、東京なら船釣りだと初めてでも簡単に行けて、しかも魚も確保しやすいです。
特に「ライトアジ(アジ釣り)」は釣れやすく、味も抜群に美味しいです。買ったものとの差が大きく、みんなが感動するレベルです。
そのため、あなたが船釣りを選べば、かなりの確率で魚が手にできます。
岸釣りの場合は、場所選びと釣り方が重要になるので、最初は釣れない可能性が低いです。
たとえ釣れたとしても、小さい魚だと料理が大変です。
岸なら「自然体験とリフレッシュがメイン」、
「魚を味わってみたい」なら船、と考えるとそれぞれ楽しみやすいです。
Q:魚の捌き方がわからない
A:釣りたての魚なら、うまく行きやすいです。
釣りたての魚は「内臓が綺麗で臭いが少ないので、身に臭いが移りにくい」です。また、「身の弾力が強いので潰れにくい」です。
この結果、うまく捌けなくても、臭みなく歯応えがあって美味しいと感じやすいです。
例えば、三枚おろしをすれば、身が薄くなっても少々皮が残っても、プリッと歯応えのある刺身が食べられます。
骨にいっぱい身が残ったと思えば、塩焼きしたり味噌汁に入れれば美味しいです。
それでも自信がなければ、ウロコをとって、内臓とエラをハサミでとって、塩をかけて焼くだけでもフワっとした風味豊かな魚が食べられます。
これなら包丁も必要ありません。
なお、鱗取りに自信がないなら次のページも参考にしてください。
→鱗の取り方のコツ(代用品も含む、道具5選も合わせて紹介)
O:船酔いが心配
A:事前準備と知識でかなり防げます
「天候を確認して穏やかな日を選ぶ」「寝不足や二日酔いは避ける」「酔い止めを飲む」をすれば効果が高いです。
実際、これまで20名程度釣り初心者と船釣りに行きましたが、初めてで酔う人は少なかったです。
ちなみに、2回目に行く方が甘くみて事前準備を怠った結果、船酔いしている例はありました。
このことから、事前準備の効果の強さがわかるので、心配なら念入りに準備しておきましょう。
まとめ
この記事では次のことを解説してきました。
◯釣りを趣味にするメリットの多さとして次のこと。
- 東京で自然の楽しみ方を知っている人になれる
- あなたのための時間を過ごせる
- 社会人スキルが身につけられる
- 継続しなくても楽しめる
- 高級料理店レベルの美味しさを味わえる
- 健康的になり、精神だけでなく体も良くなる
- 日常の雑談に困らなくなる
◯釣りはコスパがいい理由として、「継続費がかからない」「身近で交通費が少ない」「初期費用が抑えられる」こと
◯都会こその簡単な始め方
◯心配へのQ&A(虫は不要/トイレ事情/魚の確保/魚の処理など)
「いかがでしたか?
本文のフレーズの繰り返しとなりますが、
『もしあなたが「趣味がほしい」と感じているなら、東京なら次の週末には自然と釣りが満喫できる環境です。
この整った環境の中で、あなたは興味を持ちながら、その機会を失い続けるのはもったいないのではないでしょうか。
次のページを読めばいくための十分の知識がつくので、体験してはいかがでしょうか。
→初めてでも、船釣りなら1人で楽しめます(お店選びや準備について)』
このブログでは、他にも釣り関係するいろいろな情報を提供するので、参考にしてみてください。
→【本サイト全体の目次】