「趣味は良いけど、釣りってどうなの?
釣りを趣味にする人って、何が楽しいんだろう?」
と思っていませんか。
あなたが趣味の釣りに興味を持っている。または、釣りをする人と関わることが不安なら参考になるかも知れません。
釣りの本当の魅力は魚を釣ることだけでなく、自然やその地域を楽しめることだと思っています。そして、さまざまな体験を通して魅力的な人生になるのではないでしょうか。
具体的には、釣り場は観光地の近くが多いです。そのため、あなたは釣りと関わることで、移動時間やその土地のものを食べる時間のほうが楽しいと感じるかも知れません。
そして、趣味なので、そっちをメインに計画するのも自由です。友人や家族に付き合っても、楽しいのではないでしょうか。
本記事では、釣りを趣味にすることで体験できる「11の魅力」をお伝えしていきます。
あなたが魅力を感じる内容はあるでしょうか?
【記事の内容】
- 釣りで楽しめる11の魅力
- 釣りから始めるメリット
この記事を書いている私は、次のとおりです。
- 関東在住、30年の釣り経験があり、130種類以上の魚を釣ってきました。
- 現在は、仕事と子育て(小学生と幼児)をしつつ、東京湾で年間100匹~300匹釣っています。
- 小学生のときに祖父から釣りを学んでから、ほぼ毎週父にせがんで一緒に行ってました。
- 今では、東京周辺の海、湖、船といろいろな場所を楽しんでいます。たまに、遠征(一泊)の釣りも行きます。
「趣味があっていいね。」と言われることも多いですが、「趣味のジャンルは関係なく、充実した時間が過ごすことが大切」と考えています。それの考えベースに、釣りをきっかけで楽しんでいる内容をお伝えしていきます。
釣りで楽しめる11の魅力
釣りをすることで、経験できる11つのことは次のとおりです。
あなたにとって、予想外なものからイメージどおりのものまであるのではないでしょうか。
- 体験できる自然
- プチ旅行(キレイな景色に出会う旅)
- 風景写真の世界に入る
- 普段の会話
- イベントをあなたのタイミングで開催
- 軽運動
- プチ冒険
- 自然から食べ物を得る喜び
- 新鮮な魚、珍しい魚の美味しさを知る
- 道具への愛着
- 上達体験
なお、趣味として「自分の楽しめる時間を過ごすこと」について、下記の記事で記載していますので、合わせてご覧ください。
→コラム:趣味を探すコツ。自分だけの特別な時間の見つけ方
体験できる自然
釣りでは魚を含めた多くの動物や植物に出逢います。
自分で確保しなくとも、人が釣ったものを見るだけでも感動できます。
タコ、サメ、カニなども釣れることがあり、子どもだけではなく大人でも驚くようなことも珍しくありません。
加えて、動物園や水族館と異なり、日光の下で見れて触ることもできます。
生きている魚を間近でみると、驚く人が多いです。
タチウオなら全身が鏡のように輝く姿に、多くの人が驚きます。
アジなどのお馴染みの魚でも、ヒレや目が透き通って、体は日光で淡く虹色に見えます。
釣り場の近くには植物や動物も多いので、魚だけでなく、あなたの目を惹く植物や動物に出会ったりします。(たぬきや砂浜に咲く花などの出会いがあります。)
あなたはその経験を通して、動物や自然の魅力をもっと感じることができる人になるでしょう。
日常的な移動時も、自然を今よりも観察することができて充実した時間が過ごせます。
プチ旅行(キレイな景色に出会う旅)
釣りで行くところは、観光地と同じ場所が多いため、旅行気分が味わえます。
具体的には、次のとおりです。
- 海沿いの公園 = ルアー釣り(スズキ)、ウキ釣り(クロダイ、メジナ)など
- 海水浴場 = 投げ釣り(シロギス、カレイ)など
- ハイキング(川) = 渓流釣り(ヤマメ、イワナ)など
- 湖観光 = ボート釣り(ワカサギ)、ルアー釣り(釣り、マス釣り)など
- 離島観光 = 離島遠征(シマアジ、ヒラマサ、メジナ)など
- クルージング = 船釣り
「釣りが目的なら、他のことがきないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、釣りをする人のなかには、パックロッドというリュックに入るコンパクトな竿を持って観光メインに楽しんでいる人もいます。
あなたも、「釣りの道具を忍ばせつつ、他に興味があったらそっちを優先する」というスタンスで楽しむことができます。
風景写真の世界に入る
釣りでは長い間水辺にいるため、貴重な瞬間の風景に立ち会えることもあります。
実際、カメラを趣味にしている人が、撮影チャンスを求めて釣りと同じ場所に来ていることがあります。
趣味で釣りをしているだけで、専門的にカメラを扱う人が何時間も待ち続けるような美しい瞬間を体験することができるのです。
参考までに私の経験でも次のような風景がありました。
- 「水平線から出る朝日、沈む夕陽」
天気や雲、空気の澄み具合で印象が大きく変わるので、同じ場所でも毎回雰囲気が変わります。 - 「雲の合間からスポットライトのように降りる太陽の光」
とくに厚い雲の隙間に切れ目があると光の筋がよく見え、海面がキラキラ輝きキレイです。 - 「夜の夜景」
大きな湾で釣りをすると、海の向こう(対岸)に街の光が見える姿は風情があります。 - 「船から見る街並み」
船から釣りで沖から街を眺めると、いつもの街並みが新鮮な風景となります。 - 「大きな船、軍艦、潜水艦、工場」
東京湾なら、軍港があるので軍艦や潜水艦が間近で見れることがあります。タンカーなど巨大な船の近くを通るときは、あまりの大きさに息を呑むほどです。 - 「笑顔」
風景ではないのですが、こちらも喜びが大きいです。あなたが釣りに慣れたら、釣りが初めての人と一緒に行けば喜んでもらえ、あなたも嬉しい気持ちになるでしょう。
その他、大きな魚の写真などもよい記念写真になるでしょう。
風景写真をメインにして、待っている時間を釣りで楽しむと言った時間の過ごし方もできるでしょう。
普段の会話
あなたが釣りを趣味にしたら、「釣りをしない方とも会話が弾む」と感じることになるでしょう。
なぜなら、釣りでは「自然、魚、観光、食など」のジャンルに関わるので、釣りに興味ない人でも興味を持ってもらいやすいです。
例えば、動物(魚)の習性、近所の海で取れる魚や環境、天気の見方などの話をすると、興味を持ってくれる方も多いです。
雑談のネタになることで、話が弾んむきっかけが生まれやすいです。
イベントをあなたのタイミングで開催
あなたが釣りに慣れてくれば、周りで釣りに興味を持った人を誘って行くことも可能です。
あなたが、まだ上手でなくても構いません。安全さえ確保できれば一緒に楽しめるからです。
とくに、船釣りなら、あなたは一度利用すれば流れが分かります。そして、お店のサポートも受けながら釣れば、安全なだけでなく魚も確保しやすいです。
少数で行くのも楽しいですが、船を貸し切ってグループで乗船することも可能です。
乗船と飲食店(またはバーベキュー)が一緒になっている船宿も少なからずあるので、大学や会社のイベントにも利用ができます。
軽運動
釣りでは、「移動で歩く」「投げる」などの運動量が多いものも選べます。
例えば、ルアー釣りだと、魚がいる場所を探して、数投ごとに移動します。結果的に、長距離を歩きます。
ツアー釣り以外でも、釣り場によっては到着までに長距離を歩くことになります。
片道30分以上歩く人もおり、重い荷物を持って移動すると運動量が大きくなります。そのうえ、山、磯、浜辺などの水辺は歩きにくいので、バランス感覚も鍛えられます。
また、投げる動きも、腰の捻りも使うので、ゴルフのスウィングのようになります。(ゴルフのスウィングは1回あたり約1kcaと言われています。)
釣りは投げる頻度が高いので、全力で一日投げ続けると終わる頃にはへとへとで、良い運動になったと感じるでしょう。
負担が少ない釣りも選べますが、運動量の多い釣りをするというのも楽しみの一つでしょう。
歩いた先にはなかなか見れない景色に出会うチャンスもあります。
小さな冒険
自然に関わることから、想像を超える驚きがあったりします。
私の経験ですが、静岡の堤防(普通に観光客が散歩できるところ)で釣りをしていたら、すぐ足元に1m程度のマグロが泳いできたことがありました。
東京湾の船のシロギスの釣りでは、1m以上のシュモクザメが、釣ったシロギスを水面まで追ってきたことがありました。
伊豆の離島では、海亀が10mも離れてない場所で顔を出したり、遠くでクジラが見えたりしました。
魚以外でも、新月の離島では本当の真っ暗を経験し、自分の手の位置が分かりにくくなる体験をして(体の後ろでボールを掴むような感覚)、驚いたことがあります。
逆に、澄んだ空気で満月だと、ライトを付けずに岩場が歩けて驚きました。
冒険というと男性のイメージがあるかもしれませんが、女性も楽しめます。
例えば、山(渓流)は女性でも楽しんでいる人がいます。
山登りを楽しみつつ、そこに流れる川で釣りをします。ヤマメ、あまご、イワナ等の形や柄が美しい魚と出会えるうえ、森やコケなどの緑は非日常的な魅力があります。
このように、釣りは身近でできる、小さな冒険要素があります。
自然から食べ物を得る喜び
自然からあなたの力で食べ物を取れると、本能的な喜びを感じるのではないでしょうか。
いちご狩り、きのこ狩り、芋掘り体験などのイメージと近いでしょう。
また、「レアなものが手に入った」「お得に買い物できた」「ずっと欲しいものがあなたのものになった」という喜びも同じものがあります。
自然から食料の確保は非日常的なので、簡単には取れないというイメージがあるかもしれません。
しかし、今は初心者向けのサービス(船釣り)が充実しています。
そのサポートが受けることで、魚が釣れる確率がとても高くできます。
もしあなたが初めてでも、魚を釣り上げる喜びを感じれるはずです。
挑戦するうえでの店探しは下記のページでお伝えしています。趣味を見つけるために、一度試してみてはいかがでしょうか。
→簡単!船釣りなら、未経験でも一人でも楽しい(店探しや準備も解説)
新鮮な魚、珍しい魚の美味しさを知る
新鮮な魚はとても美味しく、「買ったものとは違う」という感想をもつ人がほとんどです。
例えばアジはお店でも買えますが、釣りたては歯応えも風味も爽やかでとても美味しいです。
簡単に釣りやすく魚ながらトップレベルに美味しいので、初めての釣りでも味わいやすいです。
そのほかにも、シロギスやタチウオ、カサゴなどの高級魚も、釣りに慣れれば手軽に釣れます。
実は、有名な魚以外にも美味しい魚はたくさんいます。
クロダイ、ヘダイ、ハゼ、アイゴなど、釣る場所や処理を選べば高級魚レベルの味が楽しめます。
いろいろ食べてみるのも楽しいです。
スーパーの一般的な刺身よりも美味しいことが多いです。
もし、あなたが「食べれられる魚をもっと詳しく知りたい。」と思うなら、次のページもみてはいがでしょうか。
・岸釣りで釣れる魚①:人気な釣り魚と、小さくても美味しく食べる方法
・岸釣りで釣れる魚②:釣りで出会う珍しい魚と、その特徴・味・料理
道具への愛着
特に竿(ロッド)とリールは、こだわった性能や特徴、見た目を持っています。
竿は食器のような魅力を、リールは時計のような魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。
そのようなあなたの愛着を持てる道具をもって自然の中に出かけるのは、考えるだけでも楽しそうに感じるのではないでしょうか。
上達体験
釣りでは、上達するほど魚がよく釣れるようになります。
その「上達感」が大きな魅力の一つです。
例えば、スポーツの技術が向上することや仕事での効率化も上達の一例ですが、釣りでは具体的な目標を設定することが重要です。
目標としては、「前回よりも多くの魚を釣る。」「釣ったことがない魚を狙う。」だけではありません。
例えば、「投げる距離を伸ばす。」「魚を上手にリリースする。」「あたりを逃がさない」などが考えられます。
これらの小さな達成が積み重ねると、上手くなったことを感じやすいです。
「魚釣りに技術なんかあるの?」と感じるなら、一回だけでも行ってみてはどうでしょうか。船釣りなら近くで釣りをしている人が見れるので、上手い人がよく釣ることに気づくと思います。
上達すれば魚の居場所を正確に把握したり、大きな魚を狙うこともできます。初めてだとイメージもつかないかもしれませんが、経験を積むとわかり、趣味としての楽しみも深くなります。
趣味での上達は、あなたの時間を充実させて、大きな満足感が感じられます。そして、趣味を通した自己成長を体験できる機会にもできます。
釣りから始めるメリット
主なメリットは次のとおりです。
- 初期投資が少ない
- 継続コストが不要
- あなたのペースで行ける
初期投資が少ない
数千円の竿とリールを買えば、釣りに行けます。
後は、釣り場の近くでエサと仕掛けを買えば(千円程度)釣りが可能です。
もし船釣りなら乗船代として6〜8千円程度が必要ですが、釣り道具はレンタルできるので初期投資は不要です。
初めてでもお店のサポートを受けながら釣りができるので、安心です。
しかも、釣りの要素を多く体験できる候補にできるのではないでしょうか。
継続コストが不要
会員制スポーツジムや習い事だと、忙しくて利用ができなくても会費の支払いが必要です。
一方で、釣りなら、無料の釣り場も多いです。もし、釣り施設や船釣りを利用する場合でも、当日の利用料金を払うだけです。
あなたのペースで行ける
釣りは一人で行けるので、「相手との都合が合わずに行けない。」ということがありません。
あなたの好きなペースで行くことができます。
一方で、友人と言っても楽しいです。
釣りに興味も持つ人は多いです。あなたが釣りに慣れたら、誘って行くこともできるでしょう。
まとめ
この記事では、釣りに関わることで人生を魅力的にできる11のことをお伝えしてきました。
お伝えしたとおり、釣りだとは、自然、魚、観光、食、出会う人々などと、経験できる範囲は広いです。そのうえ、一緒に楽しむだけでなく、一人でもできるのであなたのペースで続けられます。
あなたが東京在住なら、次を読むだけで始めることができます。
この記事を読んだのが良い季節なら、この週末チャレンジしてはいかがですか?
→東京で釣りを趣味にするメリット(都会こそ簡単に始められる理由)