このブログでは主に釣りの楽しみ方に関する情報を紹介していますが、今回は少し趣向を変えて「趣味を楽しむこと」そのものに焦点を当ててみたいと思います。
私自身、「趣味があって良いね」と言っていただき、その話をきっかけに「趣味を見つけたい」「趣味が無くてつまらない」と言った話を耳にします。
とはいえ、私は釣りを楽しんでいますが、釣りをしている人々を観察していると、同じ釣りでもさまざまな楽しみ方が存在することに気づきます。
そのため、私は「趣味を楽しむ」とは、ジャンルに関わらず「自分自身が楽しめる時間を過ごすこと」だと考えています。
「釣り」「読書」「サッカー」などの様々なカテゴリーが趣味の入り口となる目安にはなりますが、カテゴリーに縛られずに自分ならではの趣味で良いと考えています。
自分が心から楽しめる時間を見つけて、それを楽しむことができれば、それは世間で一般的に趣味とカテゴライズされていなくても、純粋な趣味と言えます。
趣味は、「自分自身に対して楽しめる時間の過ごし方を提供するもの」とも言えますし、自分自身を観察しながら意識的に楽しむ時間を作り出すこともできます。
結果的に、趣味を楽しむ力を鍛えることにもなると思います。
「趣味がなくて、どうやって見つけたらいいかわからない」という方も、実は趣味と同じように楽しめる時間を持っていることが多いと思います。
そうした時間や興味を持った事柄に意識を向けるだけでも、趣味と言えるような楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。
ただし、これだけでは少し抽象的かもしれませんので、以下では私が趣味として楽しんでいる釣りを例に、趣味の楽しみ方や見つけ方について具体的に記述していきます。
1 趣味の楽しみについて:印象と実際の違い
趣味にはそれぞれ楽しみ方のイメージが存在します。
例えば、釣りの場合、魚を釣った瞬間の喜びやその魚を食べること、読書であれば没入感を楽しむ、というイメージを持つ方が多いと思います。
これらのイメージが趣味を始めるきっかけとなりますが、始めてみると最初のイメージを超えて楽しめることが多くあります。
1.1 同じ釣りでも様々な異なる目的がある
実際に釣りを楽しむ際、最初は狙った魚を釣ることやその魚を食べる喜びに感動します。
そして、私自身、釣りにのめり込むうちに狙った魚を釣り上げたい、まだ釣ったことのない魚を釣りたいと思うようになりました。
しかし、振り返ってみると、魚が釣れなくても「美しい景色を楽しみたい」「仕事の飲み会などで話題にするため」「ボートをこぐ、岩場を歩くなどの運動を楽しみたい」といった理由で釣りに行っていたこともありました。
他の人々に目を向けてみると、「釣りの競技で競う」「新しい釣り方を探求する」「釣り場でお酒を楽しむ」といった異なる楽しみ方をしている方々もいます。
つまり、同じ魚を釣る行為であっても、楽しむ要素は様々です。
1.2 趣味中は大変なことやストレスは少ない?
趣味というと常に楽しいというイメージがあるかもしれませんが、実際には思い通りにならないことが多く、時にはストレスを感じる瞬間もあります。
釣りを例に取れば、強風で釣りに行けない時や、釣糸が絡まった時、仕掛けが切れてしまった時など、思い通りにならない瞬間が多々あります。
そのため、出かける前には億劫に感じることもありますが、実際に行ってしまえば楽しいと感じ、終わった後には「行ってよかった」と思うことがほとんどです。
これは、野球やスキーなどの他の趣味でも同じで、失敗自体は楽しくないものですが、それを繰り返して上達し、楽しんでいるため、結果的には失敗やストレスも趣味の要素の一つだと感じています。
2 趣味の楽しみ方や見つけ方
上記の通り、趣味の楽しみ方は、良くも悪くも最初のイメージとは異なることが良くあります。
一方で、「何が自分にとって楽しいか、また体験したいと感じるか」は実際にやってみないと分からないものとなります。
例えば、「釣り=魚を釣ること」と考えて、実際は「水辺でご飯食べることが楽しい」と感じている場合もあります。
その場合に、「それは釣りでない」と否定してすると、せっかくの楽しみを失うことになります。
同様に、最初にうまくいかないことや、予期しないストレスがあったとしても、それだけを理由にやめると、他の楽しかった機会を失う場合があります。
そのため、どこか楽しみを感じたことがあれば、その要素を意識しながら自分のペースで、自分のやり方で良いと感じます。
意外と、振り返らないとどの瞬間に自分が楽しんでいたか明確にならないですし、何度か繰り返すと同じ場面を楽しんでいることに気づくことがあると思います。
「釣り」などの特定のジャンルに縛られる必要はなく、楽しいと感じた部分にフォーカスして、そのジャンルから離れる選択もありです。
上記の例なら、「水辺のキャンプ」や「近くの公園でお弁当」など、体験してみて新たに自分が楽しく感じるか観察するのも良いです。
世の中の趣味のカテゴリーに囚われる必要はないため、変遷も含めて趣味と捉えるのが「自分の趣味」として、充実したものになると思います。
興味を持ったことや楽しいと感じることを積極的に体験し、自己観察の機会を増やすことで、自分を深く理解し、楽しい時間を増やし、それが趣味になっていると感じています。
3 まとめ
本記事では、趣味として「自分の楽しめる時間を過ごすこと」について記載してきました。
最終的には、何をしているかよりも、その活動をどれだけ楽しんでいるかが重要です。自分自身に合った趣味を見つけることで、釣りに限らず、楽しい時間を見つけるきっかけになれば幸いです。
なお、次のページでは、釣りをきっかけに楽しめる様々な要素を解説しているため、興味がありましたらご覧ください。
→釣りをきっかけに、楽しめること(自然、食、運動、写真撮影など)
※ 参考
本ブログでは、釣りを趣味として深めていきたい方や経験者向けに、釣り方毎の詳細や、釣具紹介等を掲載していく予定ですので、ご覧ください。
→本サイト全体の目次
また、釣りを始めたい方向け情報をまとめたカテゴリーページはこちらです。
→1_釣りを始めてみたい方向け