糸の結び方②:最強の結び方とは?最強が複数ある理由

1_釣りを始める。

 釣りをしてくる中で「最強の結び方」を調べると、特定のものがなく、むしろ沢山あり不思議に思っていました。

 釣りをしてくる中で、その理由がわかってきたので、同じ様に疑問を持つ方向けに解説していきます。

 自分にとっての最強を見つける実践にも役立つ内容と思うため、参考になれば幸いです。

1 糸の結び方の違いと強度

 前提として、最強=引張強度とすると、一つの結び方に行き着くはずですが、なぜそうならないか不思議でした。
 その上、実際にその結び方で結ぶと、意外と弱かったりします。

 この原因は、糸の結び方とその強度は、結ぶ方法だけでなく、力の入れ方や糸のねじれにも影響されるからです。
 例えば、その人の特性やクセによって結果の強度が異なります。
 実は、糸の太さや硬さによっても、結んだ時の曲がり方や摩擦が異なり、同じ結び方でも全然強度が変わっていきます。

 この様に、結び方以外に多くの要素に影響を受けるため、結果的に強度が安定しないです。

 その結果、人や使う道具によって、「最強な結び」が変わるため、乱立することにつながっていると思われます。

2 強度に影響する要素と注意点

 具体的に、強度に影響する要素は次のとおりで、それぞれ注意点にも触れていきます。

  1. 摩擦: 糸はプラスチック製で、熱に弱いです。結ぶと糸同士が擦れて熱が発生します。
     対策として、水をつけてゆっくりと締めることは必須です。
     また、意外な点として、複雑な結び方ほど強く見えますが、締込時に摩擦が発生しやすいデメリットがあります。そのため、最初はシンプルな結び方の方がおすすめです。
  2. ねじれ: 結ぶ過程で糸がねじれるて歪むと、そこに力が集中して切れやすいです。
     例えば、結び目が不自然に膨らんでいるなどの形状の歪みは、ねじれている可能性が高く、結び直した方が無難です。
  3. 糸の重なり方: 結ぶ時は大体複数回巻くのですが、糸が綺麗に平行に結ばれていることが理想的です。交差していると力が集中し、強度が低下します。
     上記のねじれと合わせ、見た目に違和感を感じることで分かるため、結び直すことをお勧めします。

3 最強=引張強度が高いほど万能?

 ここまでは「最強=引張強度」として記載してきましたが、実際の釣りをする場面では、実は強度以外にも大切な要素があります。

 実用面で考えると、他の要素の方が大切なくらいです。

  1. 簡単さ:実際の釣りでは、風で糸が暴れたり、船の揺れ、手が冷たいなどで、結びにくい場合も珍しくないです。その中で、手間が少ないことは、大切な要素です。
     また、結び目は痛みやすく、最強の結びで劣化したより、程々の強度で定期的な結び直した方が、実用強度は高いです。
  2. 時間: 強度だけでなく、どの程度の時間で糸を結べるかも重要です。特に小さい魚を狙う釣りでは、時間効率を考えることが大切です。
     簡単で強度は強いけれど時間が掛かるもの結び方(芋虫ノット)もあったりします。
  3. 糸の太さと素材: 糸の太さや素材も結び方に影響します。太い糸や特定の素材の糸は特定の結び方が必要になることもあります。
  4. 安定した強度: 強さだけでなく、一定の強度を維持することも重要です。結び方によっては一度きりの強さではなく、持続的な強さを保つことが求められます。

 これらの要素も含められることで、視点次第で「最強の結び方」が変わるため、結果的に複数の最強ができることとなります。

3 結局、どの結び方が良いのか?

 結局、状況、結び手の技術によって最適な方法は変わります。

 私自身、速さを重視する場合はクリンチノット、寒さで手が固くなっている時はユニノット、強度を優先する場合はパロマーノット、糸が太めなら芋虫ノットなど使い分けて使用しています。
 様々な結び方を覚えておくと、重視する要素に応じて結び方を変えられるメリットがあります。

 とはいえ、釣りを始めたばかりの頃は、色々な結び方を知るよりは、「ルアーを結ぶ」「糸同士を結ぶ」等の場面に応じて一つの得意な結び方を身につける方が、はるかに実用的と感じます。

 どの結び方であっても、練習して、安定して強度を出せるよう自分のものにすることが大切です。
 釣りの練習というと違和感はあるものの、ゴルフや野球のスイング練習と同様に有効なのは事実です。
 室内で目立たずできるので、ぜひ実践してみてください。
 なお、練習については、次のページでも詳細を記載しています。
 →糸の結び方③:結び方の練習は必要?

 とはいえ、釣りを始めたばかりの場合、どんな結び方が必要かわからないと思うため、下記ページで紹介しています。合わせてご覧ください。
 →糸の結び方①:最初にどの結び方を覚えれば良いか迷う方へ

 以上のことから、自分の慣れた結び方が最強というのが実態で、慣れた結び方が増えるほど少し魚が釣れる可能性が上がっていくのだと思います。

4 まとめ

 本記事では、「最強の結び方」について記載してきました。

 最強の結び方を求めている方や、結び方探しに迷っている方に、役に立つ部分があれば幸いです。

※ 参考

 本ブログでは、釣りを趣味として深めていきたい方や経験者向けに、釣り方毎の詳細や、釣具紹介等を掲載していく予定ですので、ご覧ください。
 →本サイト全体の目次

 また、釣りを始めて本格的にしたい方向け情報をまとめたカテゴリーページはこちらです。
 →1_釣りを始めたい方、本格的にしたい方向け

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