「魚のはらわたがキレイに取れなくて、気になる。
歯ブラシを使えば取れるけど、汚くなった歯ブラシをみるのがいやだ。」
と思っていませんか?
この記事を読めば次のことがわかります。
- はらわたをキレイに取る方法
- 一つで色々な魚に使えるブラシの紹介。しかも、洗いやすくて清潔。
なお、この記事は次の経験をもとに記載しています。
- 30年の釣り経験があり、今でも年間100~200匹は捌いています。
- 中学生までには自分で捌き、釣った魚だけで100種類ほど食べました。
- 魚専用の包丁4本を自分で研ぐなど、道具にもこだわってます。
- 妻は調理師として働いていた経験があり、2人で工夫しながら料理をしています。
はらわたをキレイに取る方法
次の3つを押さえれば簡単にとれます。そして、キッチンも汚れも減らせて快適です。
- 内臓を傷つけない簡単な切り方
- エラとはらわたを丸ごと取る
- 血合はブラシを使うとキレイに取れる
内臓を傷つけない簡単な切り方
ポイントとしては、キッチンバサミを使うことです。
包丁では、お腹の肉を切るときに深く刺さりってはらわたを傷つけやすいからです。
キッチンバサミで下図のとおりきれば、はらわたがキレイなままです。
「洗い物が増える」と思うかも知れませんが、破れたはらわたはキッチンも汚します。
それを洗うよりは、楽なのではないでしょうか。
エラとはらわたを丸ごと取る
丸ごと取ることが、キレイに取るコツです。はらわたが潰れて、身に匂いがつくことも防げます。
そのためには、次のように開口部を最大にしましょう。キッチンバサミなら硬いところも切れるので簡単です。
もっともキレイに取る方法は、下図のとおり頭も一緒にとってしまうことです。
頭を残したいなら、キッチンバサミで口の下まで切って、エラと内臓を取りましょう。
血合はブラシを使うとキレイに取れる
エラとハラワタをとっても、背骨の下に血合いが残っています。
血合いは臭みや汚れの原因となります。
骨の凹凸があるため、手ではなかなか取れません。そこで、ブラシを使うとキレイに取れます。
膜で覆われているので、それを包丁などでガリガリと破った後に、ブラシで擦るだけです。
一つで色々な魚に使えるブラシの紹介
歯ブラシでも十分取れます。
しかし、使った後に汚れが残って、不潔な感じになります。
また、歯ブラシの繊維は細いので書き出す力が弱いので、魚によっては取りにくい場合があります。
あなたが魚を手際よく調理したいなら、専用のブラシを買ってみてはいかがでしょうか。
下記のブラシなら、後ほど詳しく書きますが機能性が十分ながら、値段も安いです。
しかも、簡単に洗浄・乾燥ができます。
メリット
- ブラシの繊維が波型で、隙間があるため使用後の洗浄が容易で、また水がよく切れ乾燥も早いです。
- 持ち方次第でブラシの量が調節でき、小魚や細かい部分にも適用できます。
また、様に持ち方でブラシのハリの強さを変えられ、先に近い方を持てば力強く掻き出すことができます。(詳細は、「3 使用時のアドバイス」を参照)。 - 製品はプラスチック製で、木や竹などの植物性のものに比べて腐りったりカビが生えにくく、管理が楽です。
- ブラシを束ねている場所が、持つ場所よりも更に後ろのため、ブラシの根元に汚れが溜まることが防げます。
デメリット
- 使用するうちに先が少し(数ミリ程度)割れてきます。とはいえ、使用には影響ないです。
むしろ、先が細かくなって、搔き出す性能が上がる気もします。
使用方法
汚れが落ちにくいときは、力を入れる必要はありません。
下図のとおり、魚の大きさに合わせて、ブラシを掴む束の量や位置を調整すれば、取りやすくなります。
例えば、最初に大きい束を掴んで全体をざっと落とし、もし細かな汚れがあれば小さい束で洗う、ということもできます。
4 まとめ
魚のはらわたは、すこしコツを押さえるだけでキレイに取れるようになります。
また、キッチンバサミやブラシなどを使うと快適になります。
一度使ってみてはいかがでしょうか。
なお、釣った魚の保存を考慮した下処理方法について、次のページで解説しています。
→魚を釣って、刺身で3日間楽しむ保存方法