行列不要で、店より美味く!黄金アジを家でたくさん味わう方法

4_魚の味わい方
のびるら
のびるら

「黄金アジを、お腹いっぱい食べられる方法はないかな。

 フライだけでなく、刺身や特別な食べ方でたくさん味わいたい。
 行列を待たずに、楽しみながら食べたい。」
 と思いませんか?

この記事を読むと次のことが分かります。

  • 黄金アジが美味しい理由
  • お店で食べるよりも、美味しく食べられる理由
  • 黄金アジが手に入りやすい理由
  • 黄金アジの味わい方

この記事を書いている私は次のとおりです。

  • 新鮮な魚を食べるのが好きで、釣った魚に限っても100種類ほど食べています。
  • 魚専用の包丁を自分で研ぐなど、美味しく食べる方法もこだわっています。
  • 妻は調理師として働いていた経験があり、2人で工夫しながら料理をしています。
  • 釣りに限らず、飲食店やスーパーで珍しい魚や美味い魚を見つけたら、食べずにはいられません。

黄金アジが美味しい理由

黄金アジは、マアジと同じ種類の魚ですが、その住む環境の違いによって、味わいが大きく変わります。

黄金アジは、東京湾の走水(横須賀市)などで獲れますが、そこは海流が早く、地形が複雑なため、栄養が豊富です。
その環境に居着いたアジが豊富な餌と海流の影響で、肉厚で味の詰まった身に成長します。

この特徴が、黄金アジの美味しさの秘訣です。

ちなみに、走水は、黄金アジで有名な富津の向かいなので最寄の海域です。
「東京湾の出入り口」という漁を行いにくい環境で希少だからか、この海域のアジをスーパーなどで見かけることは稀です。

また、食堂などでアジフライで食べられるところはありますが、行列ができたり、数に限りがあります。
しかも、アジフライ以外に、刺身や天ぷらなどを味わえるお店は少ないです。

もしあなたが東京近郊に住んでいるなら、手に入れることは意外と簡単です。

お店よりも、たくさんの黄金アジを色々な料理で味わえます。
そして、あなただけでなく、家族や友人に喜んでもらうこともできます。

行列のお店よりも、美味しいアジを食べられる理由

その理由は次のとおりです。

  • 鮮度抜群で保存される
  • 食べる直前に捌ける
  • 質だけなく、数も勝る

鮮度抜群で保存される

あなた自身が食べる分なら、一匹ずつ丁寧に管理ができます。

といっても、特別な管理は不要です。

漁と比べると分かりやすいのです。

漁では大量に取るので、魚同士がぶつかっていたんだり、氷が一匹一匹に行き渡りにくく冷えが遅かったりします。
しかし、一匹ずつ管理すると人件費が掛かるので値段が上がってしまいます。
例えば、締めた魚は美味しいですが、一匹ずつ処理するので同じ魚でも価格が高くなります。

一方で、あなたが獲ってくるなら、一匹ずつの管理となるので、自然と丁寧な処理となります。

食べる直前に捌ける

アジは、臭いが出やすい魚と言われます。

例えば、三枚おろしの状態で、半日も置いたら生臭くなります。

そのため、食堂で早朝に下処理すると、お昼頃には臭いが出てしまいます。

表面だけが痛んでいるのですが、天ぷらや刺身にすると味が良くないと感じるでしょう。
その結果、アジフライなら衣とソースで表面の臭いがわからなくなるので、食堂の味料理のメインとなります。

一方で、あなたが家庭で処理すれば食べる少し前に下ろせるので、表面の鮮度も抜群です。

刺身でも、天ぷらでも、ふわふわで甘みがある身を味わえます。

天ぷらは珍しいと感じるかもしれませんが、お店で見ないのは管理のコストが大きいことが理由です。捌きたてのアジの天ぷらを振る舞うと、魚好きなら「すごく美味しい」と全員が言ってくれます。

質だけなく、数も勝る

匹数だけでなく、「料理の品数」でも「食べられる日数」でも、いろいろな数で勝ります。

あなたがアジ釣りに行くと、平均して数十匹釣れることは珍しくありません。

それを、刺身、天ぷら、タタキと楽しめます。
捌くのが大変なら、塩焼き、煮付けや潮汁にしても、新鮮な黄金アジなら美味しいです。

ビールや焼酎、日本酒との相性も抜群です。

しかも、3日間は刺身も含め、美味しく食べられます。
アジは鮮度が早いと言われますが、スーパーで買ってくるアジとは異なり、少しの配慮で長く持ちます。

魚を獲ってくる方法

あなたが「インドアじゃなければ、絶対にイヤだ」というなら読まないでください。

もし、「外でも少しは動ける」と思うなら、選択肢にできる人でしょう。

黄金アジを取る方法は、具体的には「黄金アジの住処に連れていてもらって、釣り上げる」ことです。

釣りを趣味にする必要はありません。

あなたは『黄金アジが獲れる人』になればよく、東京周辺に住んでいるなら簡単です。

東京周辺なら簡単な理由

黄金アジですが、釣りとしては「釣り体験」や「初めての人向け」と言われています。

その理由は次のとおりです。

  • 釣り道具は不要(クーラーボックスがあれば、他は全てレンタル可能)
  • 「午前だけor午後だけ」の短い時間で行ける
  • 電車で行きやすい船が多い
  • 数が釣れやすい
  • 餌は、イカの切り身で触りやすい
  • 岸に近い、穏やかな場所が多い
  • 未経験者向けに、釣り方の無料レクチャーしてくれるお店が多い

あなたが黄金アジを獲る段取りは、基本的には「お店に予約電話をして、当日行く」だけです。
強いて言えば、クーラーボックスがなければ、事前に買う必要があります。

デメリット

  • 黄金アジを捌くスキルがいる
  • 最初の電話だけ、勇気がいる。

黄金アジを捌くスキル

魚を捌けるか不安に感じるのではないでしょうか。

「黄金アジだけ捌けるスキル」を目指せば、そのハードルは一気に下がります。

なぜなら、あなたが「さまざまな魚を捌くスキル」を目指すなら大変だと思います。
魚ごとに、持ち方、手順、注意点が異なるからです。

しかし、「黄金アジだけ捌くスキル」なら、体型や手順が同じなので、慣れるのは早いです。
アジは捌きやすい魚であることも、あなたを楽にしてくれます。
すぐに、アジの開きを食べるより簡単になるでしょう。

そして、繰り返しとなりますが、捌きたてのアジは食堂でもなかなか食べられません。

とはいえ、それでも捌きたくないなら、捌かない方法もあります。

ウロコを落としたら、キッチンバサミで内臓とエラを取り、丸ごとフライパンで焼くだけです。

鮮度抜群の黄金アジなら、それでも身がふわふわして、甘く澄んだ風味が出てきて、抜群に美味しいです。
しかも、焼くときに掛けるものを、「サラダ油と塩」、「オリーブオイルとニンニクと塩胡椒」、「ごま油と醤油」と変えれば、印象が大きく変えられます。

応用で、「お湯と強めの塩」で煮れば、潮煮です。同じ青魚のカツオのダシに負けない旨みが出てきます。臭みもなく、最高級レベルのウマ味でしょう。

最初の電話だけ、勇気がいる。

船に乗るために電話予約が必要です。

初めてのお店への電話は、気楽にできる人もいますが、緊張するかもしれません。

その時は、あなたの小さな勇気が試されます。
「せっかく近くにいるのだから、美味しい黄金アジを獲れる人になる」か「なんとなく不安で、試さない」のかは、あなた次第です。

一方で、釣りをすること自体の不安は、実は必要ないです。

なぜなら、予約したお店に行ったら、後はレクチャーや案内を聞きながら、釣りをするだけだからです。

釣り自体は遊びの一環として楽しめるます。あなたは慣れたら、レストランを予約電話して利用するのとほぼ変わらないでしょう。

あなたが獲ったアジだからこその料理

釣ったアジは、市販のものとは全く別物と考えても良いでしょう。

その鮮度とおいしさを、満喫するための料理法をお伝えしていきます。

刺身

王道ですが、黄金味の刺身は、かなり貴重です。

繰り返しで恐縮ですが、アジは捌きたてが美味しいです。

食堂の活きアジなら「絞めたて、捌きたて」が食べられます。しかし、種類を黄金アジに限ると、食べる機会はほとんどないでしょう。

実は、活きアジが美味しいのは、「捌きたてだから」です。

これは、漁師さんがよく言う「釣って(=絞めて)すぐに食べても旨みが少ない」からもわかります。絞めた後に寝かせることで、旨み成分のアミノ酸が発生します。

「締めたて=美味い」ではないのです。

アジに関して言えば、もともと旨みが強いので絞めたばかりでも、旨みが十分です。
そして、絞めたてプリプリの歯応えと共に爽やかな甘みが楽しめます。

さらには、保管次第で刺身で3日は臭みなく食べられます。

2日目以降には、あなたは旨みを強化したアジを味わえることになります。

これは、黄金アジを獲れる人や、その周りの人だけができる楽しみです。

保存方法が自信がないなら、次のページも参考にしてみてください。
釣った魚の保存方法(手間を増やさず簡単!3日ほど刺身で食べる)

刺身のごま油和え

釣り人から教わった方法ですが、刺身とは違った印象でスルスル食べられます。

中華風カルパッチョともいえ、ビールなどにもよく合います。

ごま油和え材料
  • アジの刺身を短冊(横1cm 縦2〜3cm程度)に切ったもの
  • 白ネギ(1本を、1cm角に刻む)
  • ごま油
  • その他、好みで薬味(ゴマ、刻み生姜、大葉など)

上記の材料を和えるだけです。

バラバラの皿に置いておいて、各自好みで配分しながら食べると楽しめます。

天ぷら

アジの揚げ物といえばフライのイメージがあると思いますが、新鮮な黄金アジの甘い風味、ふわふわさ、ジューシーさ、ダシとしてのポテンシャルを味わいたいなら天ぷらです。

衣を薄くして、塩か出汁(めんつゆ)の両方で味わうとより楽しめます。

揚げたてをビールで。
残ったら、次の日の朝に天丼で。

これこそ、「黄金アジを獲った人」の特権でしょう。

潮煮

ウロコ、内臓、えらを獲ったアジを、ヒタヒタになる程度の熱湯に入れます。

好みで生姜の切れ端を入れます(獲った当日なら、無くても平気です。)

醤油と塩で、好みの味付けにします。

10分程度弱火で煮たら、ネギ(千切り)や水菜を入れて数十秒だけ火にかけたらおしまいです。

サンショウやコショウを掛けると、味の風味も引き立ちます。

焼酎や日本酒にも合います。

まとめ

この記事では次のことをお伝えしてきました。

  • 黄金アジが美味しい理由は、「豊富な餌と複雑な海流に居着いたアジが、肉厚で味の詰まった身質に成長している」からです。
  • お店で食べるよりも美味しい理由は、「自然と鮮度が守られる保存になりやすいことと、食べる直前に捌ける」からです。
  • 黄金アジが手に入りやすい理由は、「海域が、漁より獲りやすい海域にいる」からです。

いかがでしたか?

あなたでも獲れる黄金アジを、「釣り」だけを理由にいかないのは勿体無いのでは無いでしょうか?

東京、神奈川に住んでいるなら一度行ってみてはいかがでしょうか?

特に、この記事を読んでいるのが5〜11月なら、気軽に行けるチャンスです。

下記のページを見て、お店に電話すれば、後は黄金アジを取りに行くだけです。
神奈川の黄金アジ:釣りを趣味しなくても釣れる。理由2つと満喫方法

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