#303_初めての岸釣り③:当日の道具の使い方、釣った魚の扱い

3_岸釣りへの挑戦

 この記事では、初めて岸釣りにチャレンジ方に向けて、「道具のセッティング」「リールの使い方と投げ方」「魚の扱い」を案内します。
 事前に情報を収集したものの、実際の釣り場で疑問に感じやすい点をまとめて解説しています。

 初めての釣りは戸惑いが多いものですが、何度か試みると、手順や動作が徐々に身体に馴染んできます。

1 釣り開始のためのセッティング

1.1  釣り場についたら、まず竿(ロッド)にリールを取り付けます

 竿(ロッド)には最初からリールが取り付けられている場合もありますが、多くは別々の状態で購入します。
 そのため、自らリールを竿に取り付ける必要が出てきます。

 リールを取り付ける際は、リールのグリップ部分の平面に、リールの足を合わせて固定します。
 具体的な方法は、下記の図を参照してください。

竿とリールのセッティング方法

1.2 竿を伸ばして、リング(ガイド)に糸を通す

 竿をつないで伸ばします。

 継ぎ竿なら、根本のパーツから太い順に刺していきます。
 ガイドが直背に配置されるように確認しながら、つないでいきます。

 振り出し竿なら、先端パーツから順番伸ばします。その際に、ガイドの一つ一つを根本側にスライドさせて固定しましょう。

 その後、リールのベイルを開けて糸を出します。(下図参照)
 ベイルが閉じた状態で糸を出すと、ハンドルを回しても糸が巻き取れなくなるので注意してください。
 また、ベイルを開けた状態ではハンドルを強く回すと自動的に閉じるので、糸を出す間はハンドルを回さないようにしましょう。

糸の出し方:リールのベイルを開けた状態

 次に、竿の根元にある最も大きなリング(ガイド)から糸を通します。竿を先端に向かって移動して、次々と小さくなるリングに糸を通していきます。

 注: 竿の近くに小さなリングがついていることがありますが、これは「フックキーパー」という部分で、糸を通す場所ではありません。このリングは、移動時にルアーや針を固定するためのものです

1.3 仕掛けを結ぶ

 上記で竿に通した糸の先に、仕掛けを結びつけます。

1.3.1 糸の結び方について

 結び方はインターネットで様々に紹介されていますが、「ユニノット」や「クリンチノット」を特にお薦めします。事前に家で試し結びして、自分に合った方法を見つけるとよいです。  強度に関しては、初めての方はあまり気にしなくても大丈夫です。結び方だけでなく、摩擦や力の入れ方、捩れなど多くの要因が影響しますので、まずは結び方に慣れることをお薦めします。

1.3.2 購入した仕掛けのセッティング方法

 仕掛けは狙う魚や釣り方に応じて異なります。

 購入する仕掛けによって、オモリの位置や針の場所は異なります。
 そのため、製品の裏面には通常、仕掛けのセッティング方法が記載されているので、それを参考にしながら進めるとスムーズです。

 初めての場合、釣具屋の店員さんにお勧めされたものを使用するとよいでしょう。
 なお、購入の仕方が不明な場合は本ページトップに掲載のリンク「初めての岸釣りの段取り」に記載しているため、ご参照ください。

1.4 使わなかった仕掛けを仕舞う

 仕掛けの袋には、錘や予備の仕掛けが複数入っていることが多いです。これを地面に置いておくと、風で飛ばされることがあります。

 セッティングが完成したことで早く釣りを始めたくで、片付けを忘れがちです。
 私も今だにやってしまいますが、快適に釣りをするために、非常に大切と感じています。

2 釣りの開始・投げ方

 竿(ロッド)、リール、仕掛けのセッティングが完了したら釣りの開始です。

2.1 餌をつける

 餌を針につけるイメージがあるかと思いますが、実際には主に二種類の方法があります。
 一つは「針につける餌(付け餌)」、もう一つは「網カゴなどに入れて散布する餌(撒き餌)」です。
 狙う魚や釣り方に応じて、両方を使うこともあれば、一方のみを使用することもあります。

 例えば、「投げ釣り(ちょい投げ)」は、「針につける餌」のみを使用し、キス、カサゴ、カワハギ、カレイ等を狙います。

 一方、初心者におすすめの「サビキ釣り」は、主に「カゴに入れる餌」を使用し、アジ、イワシ、サバなどを狙います。
 地域や釣り方によっては、針には餌をつけずに、カゴに入れる餌だけで釣る場合もあります。

2.2 仕掛けを投入する

 「投げる釣り」もありますが、釣りの方法によっては「足元付近の真下に落とす」だけで投げない場合があります。

 例えば、「サビキ釣り」では、アジ、イワシ、サバなどを狙いますが、基本的には足元に仕掛けを落とすだけで十分です。
 ウキがついている場合は少し投げることもできますが、サビキ釣りの特性上、魚がいるところに投げるよりも、巻いた餌に魚が自ら寄ってくるのを待つ釣りとなります。

 一方、「投げ釣り(ちょい投げ)」の場合、目的の魚がいるところに仕掛けを投げる釣りとなります。
 もちろん、足元近くにも魚はいますので、初めはそこを狙うのも良い選択です。
 しかし、足元では反応がない場合、より遠くへ投げて魚を探るアプローチが必要となります。

2.2.1 投げ方の詳細

 基本的な持ち方は以下の通りです。
 リールの足を挟むように持つことで安定し、投げる際や魚を誘う際にも力が伝わりやすくなります。

スピニングリールの持ち方(基本)

 投げる時は、下記のようにベイルを起こした状態で、竿を持つ手の人差し指に糸を掛けて保持します。

スピニングリールの持ち方(投げる準備)

 上記の状態で、竿先を体の後ろに移動させ、前方にスイングします。スイング中に、人差し指で掛けていた糸を外します。

 なお、糸を話すタイミングが最初は取りにくいと思います。
 仕掛けを投げる際、初心者は無理に遠くを狙わず、竿の動きを感じながら、ゆっくりと力を入れて投げることが大切です。
 力を入れ過ぎると、仕掛けの絡みやその他のトラブルが発生しやすいです。
 慣れるにつれ、徐々に力を増やして飛距離を伸ばしていくと、上達が早いです。

2.3 餌や仕掛けの確認

 釣れないときは、一度仕掛けを上げ、餌や仕掛けが絡んでいないか確認しましょう。
 問題があれば、それを整えてから再び釣りを続けると良いです。

3 魚が釣れた時の扱いについて

3.1 魚が掛かった時の対応

 魚がかかると糸が引っ張られるため、竿を上げて糸の張りを保ちながらリールを巻き、魚を岸に引き寄せます。
 魚が掛かっている間、糸を常に張った状態に保つことで魚が外れにくくなります。

 ただし、魚の引きは常に一定ではありません。
 魚が強く引っ張るときは巻き速度を落とし、引きが弱まったら速めに巻くことで、引っ張る力をできる限り一定に保ちます。

 遠くに投げて魚がかかった際、速く巻き過ぎると魚が水面を滑ることがあります。
 この状態では水の抵抗がなくなり、糸が張りにくくなるため、針が外れやすくなります。
 そうなった場合は、巻きスピードを下げて魚を水中で引き続けるよう心掛けましょう。

3.2 釣った魚の扱い・食べ方

 岸釣りで釣れる魚は小さいことが多いですが、速やかにクーラーボックスに入れて冷やして持って帰れば新鮮で美味しく味わえます。

 市場やスーパーで目にすることの少ない魚でも、鮮度が高いと非常に美味しいこともあります。
 以下のサイトでは、岸釣りでよく釣れる魚や、マイナーだけれど美味しい魚の食べ方を紹介しています。併せてご覧ください。
 →岸釣りで釣れる魚と、その食べ方

3.3 魚の毒針等に注意

 毒針を持つ魚が釣れることがあります。
 場所によっては当たり前のように釣れます。例えば、東京湾といった都心に近い海でも同様です。

 知らない魚には触らないよう心がけましょう。

 もっとも良い方法は、毒針を持つ魚の場合、針を切って逃すのが一番安全です。
 針を外す場合、タオルで毒針が立たないように包みます。しかし、不慣れな場合は非常に危険ですので、慣れるまではお勧めしません。

 見慣れない魚を釣った場合は、近くにベテランっぽい人がいたら尋ねてみても良いでしょう。
 なお、船釣りであれば、船長に確認することができるため、この点からも安心です。

【身近な危険な魚】
  • ゴンズイ(毒針):小さなナマズのような魚で、暗くなると釣れます。
  • ハオコゼ(毒針):小さな(8センチ)赤みの強いカサゴによく似た魚で、よく釣れます。小さくて食べれないので、カサゴと見分けがつかない内はとりあえず触らないようにしましょう。
  • アイゴ(毒針):平たい茶色の魚です。背鰭に針があり、基本的に後方に生えていますが、一番前だけは前に向かって生えているため、頭から撫でるように触っても刺さります。
  • タチウオ(鋭い歯):食べたら高級魚のタチウオですが、歯が鋭く危険です。
  • ウツボ(鋭い歯):噛まれるとひどい怪我をすることがあります。
  • フグ(体内毒):食べることは危険です。また、ネズミのような歯で噛まれるととても痛いです。
  • エイ(毒針):釣り上げることは稀ですが、水辺を泳いでいることがあります。尻尾にかなり強い毒があり、決して触らないようにしましょう。
  • その他(海毛虫やクラゲ等):海毛虫やクラゲなどの生物は、触れるだけで炎症などの症状を引き起こす場合があるため、知らない生物は触らない方が良いです。

※毒を持つ魚も生物としての命を持っています。
 針が飲み込まれている場合、糸を切って逃す方が、魚の自己治癒能力により針を外す可能性が高まります。
 自身の安全と魚の命を考慮し、糸を切る判断も検討しましょう。

4 まとめ

 本記事では、岸釣りの当日に必要な知識をまとめました。
 事前に情報を収集したものの、現場について疑問や不明点が出てきた場合に、活用いただければ幸いです。 

※参考

 本ブログでは、釣りを趣味として深めていきたい方や経験者向けに、釣り方毎の詳細や、釣具紹介等を掲載していく予定ですので、ご覧ください。
 →本サイト全体の目次

 また、岸釣りの情報をまとめたカテゴリーページはこちらです。
 →岸釣りへの挑戦

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