「釣り用にクーラーボックスを買いたいけど、なんでこんなに値段に差があるんだろう。
値段が高いと、何が違うのかな?
購入にあたって、予算の目安を知っておきたい。」と思っていませんか?
あなたは本記事を読むことで、次のことが分かります。
- クーラーボックスの値段で、何が変わるのか。
- 予算の目安の決め方:後悔しないために。
この記事を書いている私は、次のとおりです。
- 関東在住、30年の釣り経験があり、130種類以上の魚を釣ってきました。
- 現在は、仕事と子育て(小学生と幼児)をしつつ、東京湾で年間100匹~300匹釣っています。
- 小学生のときに祖父から釣りを学んでから、ほぼ毎週父にせがんで一緒に行ってました。
- 今では、エサ、ルアー、フライと様々な釣りで、岸や船から楽しんでいます。
クーラーボックスだけでも10個以上は購入して使用してきたので、その経験をもとにお伝えしていきます。
1 クーラーボックスの値段で、何が変わるのか
「冷やすこと」を目的するシンプルな道具で、見た目も似ています。しかし、価格帯で、次の6つの要素が変わってきます。
- 保冷力
- 耐久性
- 開けやすさ
- 洗いやすさ
- 持ち運びやすさ
- 大きさ
釣りの環境は「移動のために、他の道具と一緒に持つ」「コンクリートや岩にぶつかる」「魚や餌の汚れが付く」が頻繁にあります。
選んだ商品によっては、「持っていけない、壊れる、汚れて収納に困る」ことになりかねません。
なお、あなたが「キャンプ用と釣り用の違いが気になる」と感じるなら、次のページも参考にしてみては以下かでしょうか。上記と同様の要素について、キャンプと釣り用を比べながらポイントを解説しています。
→クーラーボックスの素材とは【合わせてチェックしたいポイント6つ】
◯保冷力
クーラーボックスの価値ともいえる要素で、性能差や金額差は大きいです。
主に影響するものは断熱材の種類で、その違いにより「保冷力なら10倍、値段は3倍」程度の差があります。
ローコスト(2〜3千円)のものだと、下図のように断熱材が詰まっておらず、保冷力がとても弱い場合もあるので避けた方が無難です。
◯「耐久性」と価格
ロークラスだと、表面のプラスチックが薄くて強度が弱いものがあります。そして、中身が詰まった重い状態で置くと、底の角が割れやすいです。
ミドルクラス以上なら安心ですが、ハイエンドになら角の補強やパーツ強化により耐久性がさらに上がって高機能かつ長く使えます。
なお、キャンプ用のミドルクラスだと強度よりも軽さが優先され、耐久性は高くない商品もあるので、それらは釣りには適さないです。
◯「開けやすさ」と価格
ロー〜ミドルクラスはあまり変わりませんが、ハイエンドになると片手で開けれれるものが選べます。
魚を持ってクーラーボックスを開けることが多いので、使い勝手がとても上がります。
◯「洗いやすさ」と価格
ミドルクラスになると、「フタが外れる」「水が抜ける」機能がついて洗いやすくなります。
買う前は気づきにくいですが、台所等の限られたスペースで洗うので使い勝手への影響が意外と大きいです。
乾燥時も、フタを開けて放置すれば嫌な臭いも消臭できます。
◯「持ち運びやすさ」と価格
あなたが大きなもの(容量30L以上)を検討しているなら、影響が大きいです。
ハンドルだけでなく、ショルダーベルトが付けられるタイプを選ぶと、魚で重くなっても持ちやすいです。
ミドルクラス以上の価格帯なら、頑丈なキャリアー付きが選べます。
◯「大きさ」と価格
当たり前で恐縮ですが、容量が大きくなれば機能は同じでも高くなります。
50L以上の大きいものは、大物狙いの船釣りや一泊の遠征をしない限りは、使用頻度は低いのでどの程度お金をかけるか迷いやすいです。
「氷を大量に入れさえすれば、冷やせる。」という割り切りもあると思います。
2 予算の決め方:後悔しないために
クーラーボックスは、あなたにとって「見た目からは機能が分かりにくく、どの程度のクラスを買えば良いか分かりにくい」のではないでしょうか。
実は、これは私が過去に思っていたことで、その結果、失敗してきました。
ここでは、その経験から現在の考え方をお伝えします。あなたも買う前に知ると、失敗を避けやすくなると思います。
保冷力がなければただの箱
そして、保冷力のための最低限の費用は必要で、そこを安くしようとすることが失敗につながりました。
同様に、使い勝手が悪くて、持って行かないようになっても、押入れのスペースを消費するだけになってしまいます。
例えば、私の失敗の一つとして、既存のクーラーボックスの中間サイズが欲しくて、釣具屋で適当に安いもの(2千円程度)を買ったことがあります。
初めての使用なので、念のため保冷剤を多めに入れておきました。
しかし、所有するウレタンクーラーと比較して、半分の時間で氷が溶け切ってしまい驚いたことがあります。
上で、隙間の多いクーラーボックスを買いていますが、その実体験からイラスト化しています。
保冷力の低さに気づく瞬間
しかも、保冷力がないことに気づくのは、魚が釣れた釣りの最中が多いです。
魚が釣れてない状態では、クーラーボックスの氷の残量には意識がいかず、保冷力の悪さに気がつきにくいです。
そして、氷が追加できなければ、釣った魚が全て傷みかねません。
中途半端なものを買ってしまうと・・・
クーラーボックスは一度買うと、ほぼ買い替えがなく、使用期間が長いです。
中途半端な保冷力だと、買い替えがなかなかしにくいです。
大きなクーラーボックスで粗大ゴミ扱いになると、あなたにとって捨てる手間も大変です。
このように、保冷力が足りずに満足に使えないと、満足に使えないものや壊れたものは、買ったお金が無駄になるだけでなく、その大きさから捨てるにも手間やコストが掛かる場合があります。
あなたとしても、これらのことを総合的に考えると、予算が許す範囲で最も質が高いものを買った方合理的で、最終的には後悔なく便利に使えるものが選べるのではないでしょうか。
具体例を示すと、下記のシリーズ(断熱材ウレタン)のクラス以上なら、十分な保冷力だと感じています。耐久性も実用性を兼ねています。
まとめ
あなたは本記事を読むことで、次のことをお伝えしました。
- クーラーボックスの値段で、「保冷力」だけでなく、「耐久性」「開けやすさ」「洗いやすさ」「持ち運びやすさ」などが変わる。
- 後悔しないための、予算の目安の決め方として、保冷力だけは妥協しないこと。
いかがでしたか?
今回は、見た目だけでは分かりにくいクーラーボックスの「価格の違い」についてお伝えしていきました。
あなたが購入にあたって、さらに必要な知識をつけたいと感じたら、次のページも参考にしてはいかがでしょうか。