個人的に魚を釣って、刺身にする機会が多いのですが、悩みがちなのが骨抜きです。
特に新鮮な身はプリッとしていて美味しいですが、反面、骨もしっかり固定されて抜きにくいです。
私自身、悩みながら試行錯誤して、現在はかなり改善されています。
この記事では、その抜き方のコツを解説するとともに、おすすめの骨抜きを紹介していきます。
1 そもそも骨抜きが大変な理由
骨抜きが大変になる原因は、骨の多さと、抜けにくさです。
抜けにくさがきっかけとなり、「骨が途中で切れる」「滑って力が入らない」ことで負担感やストレスが掛かります。
一本一本確実に抜けば、意外と早く済みます。
2 骨抜きの際の力の入れ方
これらを考慮すると、滑らず、骨が切れないように抜くことが大切です。
2.1 切れないように抜くコツ
まずは、基礎的な話として、骨が切れる原理は、次の図のように骨の向きに対して真っ直ぐに引っ張らないと骨が切れ易いです。
![【解説図】骨抜きの理想的な向き](https://nobirura.com/wp-content/uploads/2023/12/honenukimassugu.jpg)
そのため、骨を抜く際には、まず骨の向きを確認し、垂直方向に引っ張ります。
注意点として、魚は下記のように身に対して斜めに骨が入っています。
また、魚の種類や場所ごとにその角度は微妙に異なります。
そのため、抜くときには観察しながら徐々に力を入れていきます。
![【解説図】三枚卸をした身の骨の向き](https://nobirura.com/wp-content/uploads/2023/12/sannmaiorosinohonemuki.jpg)
なお、抜けた骨は、乾いたティッシュペーパーにくっ付けて行くと作業がスムーズになります。
2.2 実際にやると、想定外に抜けないことも。。。
実際にやると、小さい魚や、時間が経過して身がやわらなくなっていれば簡単ですが、釣りたての大きな魚だと上手くいかないことも多かったです。
自分の経験として、その結果、力が入り易い大きな骨抜き(ピンセット型)を追加で買ったのですが、それでも上手く取れないことが多く、悩みでした。
挟むところの形状が変われば取れるかと考えて、いくつか異なる商品(全てピンセット型)を買ったこともあります。
小さい魚だと改善されることがあったのですが、魚のサイズが上がるとどれも変わらず骨が抜けにくい印象でした。
そこで、観察してみると、ピンセット型の骨抜きは、掴む場所の形状が異なっても、次の図のように曲がって、どれも滑り易く(又は切れ易く)なっているようでした。
![【解説図】ピンセット型の骨抜きのデメリット](https://nobirura.com/wp-content/uploads/2023/12/honenukitawami.jpg)
3 上記を踏まえて、お勧めな骨抜き
上記の結果、強く握っても曲がらないことが重要と感じ、それを踏まえて現在は下記の商品を使用しています。
(正直、かなり高いため躊躇し、なかなか買わなかったのですが、失敗を重ねていた中でペンチ型が理想と感じていたため、最終的に買いました。)
購入を検討される方向けに、実際の使用しての満足度とデメリットを記載しておきます。
3.1 購入して満足した点
結果的に、満足度は非常に高かったです。
釣れることが珍しい大きくて貴重な魚ほど、骨を丁寧に抜いて刺身にしたいと感じる方は多いと思います。
一方で、いざ釣れると、そのような魚を捌く機会も少ないため、うまくできないことも多いです。
骨抜きに関していえば、上手くいかないと身が崩れて残念に感じるリスクがあります。
それが避けられるため、買ってよかったと感じています。
オールステンレスのため、手元が洗いやすく作りも頑丈です。
トラブルがない限り一生モノにできるのではないかと感じています。
3.2 デメリット
価格です。
単純にして最大です。。。
私も、骨抜きにこの値段は中々出せず、知ってから1年以上は悩んだと思います。
一方で買った後はとてもよく、結局はプレゼント用に追加で購入したほどです。
特に、女性や年配の方の場合は、力が入りやすく便利なようです。
実用面でのデメリットは、ピンセット型に比べて洗いにくいことです。
とはいえ、食器全体で見ると、フォークやトングと対して変わらないかなとも感じています。
骨を抜くという性能面が何しろ優秀なため、ほぼ気にならず、値段に折り合えさえつけばこれ一択と思っています。
ちなみに、同じシリーズで手元の形状が違うものがあります。
プレゼントする中で、どちらも使いましたが、個人的な感想としては慣れたら違いはないです。
見た目や価格で選べば良いと思います。
4 まとめ
本記事では、三枚おろしした魚の抜き方のコツと、おすすめの骨抜きを紹介しました。
魚釣りは、美味しい魚を食べるのも醍醐味です。それを楽しむためのお役に立てば幸いです。
なお、釣った魚の保存を考慮した下処理方法について、次のページで解説しています。
ウロコ取り以外の道具もご紹介しているので、合わせてご覧ください。
→魚を釣って、刺身で3日間楽しむ保存方法
※参考
本ブログでは、釣りに関する情報を掲載しています。
下記に「本サイト全体の目次」と、
「釣った魚を美味しく味わう」カテゴリーへのリンク先となりますので、ぜひご覧ください。
→釣ったサイトを美味しく味わう(カテゴリートップページ)