釣糸の種類②:PEライン編。購入時の検討事項

1_釣りを始める。

 本記事では、PEラインについて記載していきます。

 PEラインは、種類が多く、また価格層が広いです。
 加えて、好みや考え方が分かれやすいため、迷いやすいと思います。

 そもそも何に着目して選択すべきか、使用時の違いがあるのかなどが気になる方も多いと思います。
 以下では、PEラインの実用面での使い分けとして、使用場面に触れながら記載していきます。
 また、価格の違いについても、経験から感じていることを参考に記載します。

 なお、釣り糸に関しての連載は次のとおりです。

釣り糸の種類①:ライン(釣り糸)の種類解説と、特徴を活かした使用

釣り糸の種類③:フロロ・ナイロンライン。似て非なる性質の使い分け。

1 PEラインが使用される場面

 PEラインはミチイトとして使用されることが多く、ほとんどの釣りで利用されています。

 例えば、東京神奈川の船釣りであればPEラインが指定されていることが多く、岸釣りでもルアー釣りではPEラインが使用されることが多いです。

 餌釣りや湖や川の釣りはナイロンラインやフロロラインがミチイトとして使用されることも多いですが、それ以外はPEラインがメインになってきている印象です。

 ただし、PEラインの中でも機能の違いがあるため、釣りに応じた使い分けが必要な場合があります。
 とはいえ、最初は、ラインカラーの色分けパターンやコーティングの有無を気にする程度で良いと思います。

2 ラインカラーの色分けパターンとは

 PEラインは不透明なため、様々な色があります。
 その特徴を活かして深度が正確に把握できるよう1mごとに色分けされている製品や、単色で着色されたシンプルな製品があります。

2.1 複数色マーカー付き:船の餌釣りに必須

 船釣りでは、魚の泳いでいる層で仕掛けを止める必要があるため、深度の正確な把握が必要となります。
 そのため、マーカー付きのラインが必要となります。
 なお、船釣り用のラインの購入を検討している場合は、適切なライン選びが必要となるため、次のページも合わせてご覧ください。
 →船用ライン(道糸)の選び方:選択次第で使用できないので注意

 また、船釣りだけでなく、岸釣りで使用すると投げた距離がわかるため、利用される場合があります。
 投げ釣りや回遊魚狙いのルアー釣など、長距離投げる釣りで使用されることがあります。

2.2 単色:船のルアー釣りや一部の餌釣りに使用可能

 複数色のデメリットとして、一部の色が魚の興味を惹き食いつかれて糸が切れるリスクがあり、それを避けるために単色が使われる場合があります。

 単色が使用できる場面は、水深表示カウンター付きリールで、概ねの位置が分かれば良いルアー釣りなどに使用されます。
 また、餌釣りでもシロギス、カサゴ、カワハギ等の底しか狙わない釣りであれば水深の把握は必須でないため、単色のラインでも使用が可能です。

 なお、私自身は、船釣りの場合は複数色のマーカー付きのPEラインを使用することが多いです。
 理由は、東京神奈川の釣りで、魚によるライン被害はほとんど経験したことがなく、それよりも水深の把握を重視しているためです。
 底を狙う場合でも水深が把握できると、着底のタイミングや、回収時の残りの長さが把握できて便利です。

 ただし、地域によっては船釣りをする海域でフグが大量にいてライン被害のリスクが高いなど、リスクの高低は地域差が大きいと思います。
 東京湾や相模湾以外の地域で単色をお勧めされた場合は、候補にした方が良いと思います。

3 PEラインのコーティングについて

 PEラインは編んでいる糸のため、張りが弱い傾向があります。
 そのため、コーティングをすることで張りと耐久性を持たせている製品もあります。

 下記のようにメリットデメリットがあるため、好みで使い分けられることが多いです。

 個人的にはコーティングなしが好みですが、迷われる場合は、両方とも使用することをお勧めします。
 コーティングの有無に関わらずラインは消耗品のため、交換するタイミングで、切り替えてみてください。

3.1 コーティングなし:質が高いものは安定して使いやすい

 個人的な印象ですが、コーティング無しの方が安定して使えるため、好みです。

 メリットとして、質が良いものであればある程度張りを持っていますし、コーティングの剥がれ等による不安定さが少ないため、安定感があります。

 ただし、デメリットは、質が悪いと張りが弱く、耐久性も不安定なため、結果的に高価なものを選ばないと失敗しやすいと感じます。

 参考までに、お勧めは「株式会社ワイ・ジー・ケー(旧よつあみ) 鯛Rubber custom PE BORNRUSH WX8」という製品です。

 この製品は価格が高めですが、使用感は非常に安定しており、その信頼性は高いです。
 元々船用ですが岸からのルアー釣りにも適しており、トラブルが少なく使いやすいのが特徴です。
 製品の太さは1号までとなっており、1号までのPEラインを使用する際には、釣りのジャンルを問わず活用しています。
(ただし、餌のウキ釣りに限り、コーティングが施された別の製品を選んで使用しています。)

 また、1号以上の場合は、太さがあることで自然と張りが生じるため、「株式会社ワイ・ジー・ケー(旧よつあみ)  UPGRADE X8」などを使用しています。

 なお、過去に使用した中では、「東レ シーバスPE パワーゲーム」というラインも使いやすくてお勧めです。

3.2 コーティングあり:リーズナブルで使いやすい

 コーティングされているラインは、値段が安くて性能も良くて好きなのです。
 ただ、デメリットとして、コーティングが剥がれると張りがとても弱くなりトラブルが起きやすい印象です。
 そのため、結果的にコーティングが剥がれると使えなくなるため、長持ちしにくいという印象です。

 ただ、PEラインの扱いに不慣れなうちは、コーティングがある方が擦れには強いためお勧めです。
 コーティングなしを長期的に使うには、ラインを擦ったり傷ませない扱いが前提となるため、最初はコーティングありの方が結果的には長持ちするかもしれないです。

 過去に使用した中では、「デュエル アーマード F+」というラインは良い印象でした。

 なお、個人的には、コーティングの影響で水や風の抵抗感を受けて違和感を感じることがあり、ルアー釣りでは使用することが少ないです。

 ただ、私はフカセ釣り(ウキ釣り)の場合は、コーティングありで、かつ沈むタイプのPEラインを愛用しています。
 基本的には巻かずにウキの動きで判断するため、コーティングの違和感も感じず、とても気に入っています。

4 PEラインの価格の違い

 PEラインは、見た目が同じでも価格帯が大きく異なるため、不思議に思う方もいるかと思います。

 個人的に感じる、価格層に応じた違いを下記に記載します。
 太さと長さで金額が異なるため、今回は0.8号150〜200mで、インターネット価格を基準としています。

  • 1,000円以下:強度や糸の太さ(表記より太い等)が不安定な商品が多く、適切な商品選択が難しい。運次第という要素もあり、同じ製品でも常に同じ満足
  • 1,500〜2,000円程度:問題なく使えるレベルだが、品質のバラツキは多少ある。そのため、狙う魚を想定した最も細いラインを使用すると、少々不安。
  • 3千円以上:強度や耐久性が上が離、品質のバラツキがほとんどなくなる。

 上記のとおり、金額の違いの主な差は安定感となります。 

 もし、細い釣り糸を使用したいなら、品質の高価なものを選ぶと安心できますが、太めの糸を選べば千円台でも十分実用的です。
 太いラインの具体的な太さは、ターゲットとする魚種によって異なります。
 例えば、シーバスなら0.6号〜1号、エギング(イカ釣り)では0.5〜0.8号が目安とされているので、これらの中で上限に近い太さを選べば十分な強度が得られます。

 また、釣りを始めたばかりの頃は糸の扱いが不慣れで、糸を傷をつけやすいため、太い糸の方が安心です。
 比較的安価なものを選び、傷がついたらその部分を切り新しい糸を出す方が、結果的には強度が得られます。

 ただし、太い糸は風や海流の影響を受けやすくなりますので、釣りに慣れてくるとその扱いにくさを感じ始めると思います。
 その段階になれば、糸の扱いにも慣れていると思われます。
 そうなったら、細くて扱いやすく、安定した強度を求めて、品質が高い(値段も高い。。)ものを候補にすると良いと思います。

5 まとめ

 本記事ではPEラインの種類とその使い分けを記載してきました。

 その他のラインや比較については、本記事トップに記載のリンク先で個別に説明しているため、併せてご覧ください。

※参考

 本ブログでは、釣りを趣味として深めていきたい方や経験者向けに、釣り方毎の詳細や、釣具紹介等を掲載していく予定ですので、ご覧ください。
 →本サイト全体の目次

 また、釣りを始めたい方向け情報をまとめたカテゴリーページはこちらです。
 →1_釣りを始めてみたい方、本格的にした

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