
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 「基礎の付け方」ほぼすべての魚に有効
- 簡単にする方法
- 本気で魚を釣りたいなら。
対象魚別、付け方ローテーションのやり方
初めての方だけでなく、「エサの付け方で、釣れる数やサイズが変えられる」と気づき始めた経験者にも役に立ちます。
関東在住で、30年130種類以上の魚を釣ってきた経験からお伝えしていきます。
イソメの付け方
基本(通し刺し)
頭を切り落とし、胴の部分を切り分け(3〜5cm)、針に通します。
少し手間はあるものの、ほぼすべての魚に有効です。また、エサの消費が少ないメリットもあります。

簡単で、大物も狙える。
頭を残したまま、一匹丸ごと針につけます。
うまくやれば(あとで紹介している虫つかみを使うとか)、触らずにつけることもできます。
頭の根本を刺すと取れにくいです。
シルエットが大きいだけでなく、自然に動くので警戒心の強い大物が釣れる確率も増やせます。

なお、応用として、上記のように「先端を刺した後、短く切る」方法もあります。(「ちょん掛け」と呼ばれます。)
頭以外は針から外れやすい、というデメリットはありますが、イソメに触れずにちょうど良い大きさで付けられます。
上級者も使う付け方で、丁寧さより素早く投入したい時にも活躍する付け方です。
更に簡単にする方法
キッチンペーパーやペーパータオルを利用すると、簡単です。
掴みやすい•周りが汚れ難いだけでなく、エサ付けする時に紙ごと刺しても、紙を破けば簡単にはずせるのもメリットです。
加えて、ハサミを使う時に紙ごと切れるのも、作業を楽にしてくれます。
使った紙がゴミとなるデメリットはありますが、コスパは良いです。
もし、ゴミを減らすなら、次の専用の道具もあります。100円程度なので、試しやすいでしょう。
なお、付けたまま放置すると虫が弱っていくので、一匹ずつ付けるようにすると魚が釣れやすいです。
本気で魚を釣るために
エサの付け方で、魚が「食う/食わない」、食ったとしても「掛かる/掛からない」は変わります。また、トラブルの頻度も変わります。
あなたがルアー(特にワーム)がイメージできる人なら知っていると思いますが、ルアーは大きさの違いだけでなく、わずかな形でも、多くの種類があります。釣れやすさだけでなく、絡まりにくさも重要です。
エサでも同じて、毎回、ルアーを針の上に作っているようなものです。
エサなら匂いや動きはありますが、プラスして会場や水の抵抗もルアーと同様に営影響します。
食いつきはもちろんですが、餌の場合は特に、針掛かりと絡まりやすさの影響が大きいです。
(絡まりやすさは見落としがちですが、絡まると釣れないだけでなく、解く時間が奪われ、釣れる数が減ります。)
エサの付け方で魚の釣れ方が変わる理由は、下記でお伝えしていきますが、あなたは読むと、「なぜ、同じ魚でも付け方の種類が複数あるんだろう?」と思うかもしれません。
理由は、魚も日によって「食いつく素早さ」や「食い込む強さ」が変わるからです。
人の食べる気分が、「がっつり」「ツルッと」「少しずつ」など変わるのと同じで、それに合うように付け方をローテーションをします。
そこで、ローテーション例を含め、お伝えしていきます。
例とは言いつつ、釣り歴30年の実践に基づくので、実際にやるとアタル確率を高められるでしょう。
シロギス
釣り方に「投げ釣り、船釣り」があり、
付け方は、3〜5㎝にしたエサを「通し掛け、ちょん掛け」するのが基本です。
シロギスの習性として吸い込んで食べるため、エサの大きさや付け方が釣れる確率に強く影響します。

アジ
イソメを使うのは、主に「船釣り」で、
付け方は、1〜3㎝にしたエサを「通し掛け」するのが基本です。
アジの習性として、群れを巻きエサで集めて釣ります。その中で、手返しよく釣ることがコツなので、大きい餌は付け直しや糸絡みなどの手間が増え、数が釣れなくなります。
そこで、最初から小さく付けておくのが、エサが取れにくくするコツです。

ハゼ
釣り方に「投げ釣り、ミャク(垂らし)釣り」があり、
付け方は、2〜4㎝にしたエサを「通し掛け」するのが基本です。
ハゼの習性として、ハゼは季節によってサイズが変わります。そのため、時期ごとの大きさに合わせたサイズ感にするがたくさん釣るコツです。

カサゴ
釣り方に「岩場の底釣り」があり、
付け方は、丸々1匹を「ちょん掛け」するのが基本です。
カサゴの習性として、ハゼは季節によってサイズが変わります。そのため、時期ごとの大きさに合わせたサイズ感にするがたくさん釣るコツです。

まとめ
いかがだったでしょうか。

いかがだったでしょうか?
イソメがうまく付けられると、あなたは釣れる魚が増やせます。
最後に、参考としてエサ付けをスムーズにする道具をお伝えします。
コンパクトハサミ
エサの長さを安定して着ることができます。
手で切ると、思わぬところで切れやすいです。
頻繁に使うので、コンパクトなものが取り回しがよくて使いやすいでしょう。
虫つかみ
最初は抵抗感があるなら、下記のような道具もあります。
ただ、直接持つ方が効率的なので、最初は使っても結局は手づかみになる人が多いです。
それを考慮すると、使い勝手がよいなかでも、手頃なもの試すとコスパがよいでしょう。
虫エサの滑り止め(再掲)
100円程度で、虫つかみと合わせて利用するとさらに快適です。